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今日の新聞[2021.3.23]

意外にも、日本は畜産国だという。農業生産額のシェアを見ると畜産業は約36%を占め、野菜や米よりも高いそうだ(「経済気象台」朝日新聞2021.3.23, p.10)。

ところが35面の「ニュース3Q; 「SDGs的な生活」無理なくできる?」の、記者が1週間肉食をやめることを試みた記事が目に留まった。(朝日新聞2021.3.23, p.35)

家畜の飼育に必要な水や飼料が必要なので大量の資源が必要というだけでなく、牛のげっぷに温室効果ガスが含まれるため、畜産業の拡大で地球温暖化の影響が広がる恐れがあるという。これが「持続可能な開発目標(SDGs)」に反する動きであるならば、「菜食主義を実践」試してみよう、と思い立った記者の体験が記されていた。

これは肉食を否定する記事ではない。けれど私は「畜産国となった日本は地球にやさしくない社会になっているということ?」と考えてしまった。

いやそうではない。記事にはこんなことも書いてあった。

「森林や水産資源を管理する各協会は、持続可能な工程でつくられた製品を認定し、エコラベルを付けられるようにしている。マークがついた商品を飼うこともSDGsへの貢献になる。」

温暖化の原因は、家畜の存在ではなく、人間のライフスタイルの在り方、ということですね。

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