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糸魚川産の食材で子どもたちとピザを作り、てづくりのイルミネーションをして、子どもたちに素敵な記憶を残した1年間の話。

こんにちは!この記事を見つけてくださり、ありがとうございます。

引き続き、2021年12月20日に行われたミーティング#005「わたしのくらし・エリアのみらい」の内容をお伝えします。


前記事はこちらです。


4組の団体が、一年間の活動報告をしました。続きまして、小野さんより、つなぐキッチンプロジェクトです。


つなぐキッチンプロジェクト~そういえばなかなかできない「収穫・調理・食べる」~

「食を通して人・もの・事をつなぐ」ということをテーマに活動しています。現在は主に、子どものいる家族向けのイベントをしています。

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7月24日に小滝地区の「高波の池」で、野菜ピザを作るイベントを開催しました。地元で採れた野菜を用意し、参加者はその中から好きな具材を選んで調理をします。夏休み期間ということもあり、親子を中心にたくさん来てくれました。

写真の手前にあるのが組み立て式のピザ釜です。持ち運んでどこでもできるので可能性を感じています。

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次に、11月7日に早川地区の「清耕園ファーム」で、さつまいもの収穫・調理体験イベントを開催しました。さつまいもの知識も身につけてもらおうと思い、手作りの紙芝居を用意しました。収穫体験では子どもたちが自分より年下の子をお手伝いするシーンもあり、参加者同士の交流が生まれてとても良かったと思います。さつまいもを使ったご飯とお汁、そしてピザ釜を使ってスイートポテトをつくりました。

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また、廃棄されるさつまいものつるを活用したいと思い、今回は「孫平books & flowers」の川合さんに講師をお願いして、つるを使ったリース作りも行いました。

コロナ禍のイベントの開催は迷ったのですが、リピーターの方から「ぜひやってほしい!」との声をいただき、待ってる人がいるなら、と開催しました。


まとめると、

なぜするのか?という点では、食文化の大切さを伝えたいから、そして自分たちが楽しいから。市内に住む人が食事の楽しみ方を知り、市外に住んでいる糸魚川出身の同世代に「糸魚川でも楽しいことができるよ」と伝えたいです。

何をしていくか?という点では、記憶に残る楽しいイベント作りを続けていきたいです。いろんな方々とコラボしていきたいですね。

今後の活動予定としては、食育・郷土料理がテーマです。メンバー内でも糸魚川の食材の理解を深めていきたいです。』


これを受けて小林マネージャーがコメントしました。

『親子向けの食育活動というのは、ローカルなところを突いていていいと思います。質問したいのですが、参加者の属性というのはどのようなものでしょうか?』

『市内の方が多いです。1回目は参加者が多くて分かりませんでしたが、2回目は全員市内の方でした。』

『なるほど、イベント後の追跡はしましたか?そこでさらに、地元産のものを選ぶことが増えたという人が増えたり、変化があることが分かるとより良いですね。

また、写真が上手ですね!めちゃくちゃおいしそうです。

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情報発信も強化していくと良いと思います。チラシの中で顔写真があったんですが、それだけで参加しやすくなるし、メンバーを求めるときにも有効だと思います。』


同じく#003でインタビューをしています。こちらもどうぞご覧ください。


休憩を挟み、次にEKIKITA WORKSの青木さんより、いといがわミライトについてお話しして頂きました。


いといがわミライト by EKIKITA WORKS~クラファンに挑戦して~

『設立に至った経緯としては、5年前に起こった大火がきっかけです。

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そのエリアで育ったり、仕事をしたりしていて、大火が前もあったとは聞いていましたが、まさか私たちが生きているときに起こってしまうとは。焼失したまちを見て、とても不安でした。

しかし、この姿がこれからの子どもたちにとっては”まちの姿”になる

大火を忘れない、繰り返さない、感謝の気持ちを持ち続けるため、また、地域の大人達が祭りや繋がる場所をつくってきてくれたが、私たちの世代もその思いを繋いでいきたいと考え設立しました。

メンバーは30-40代の15人が在籍しています。


歴史的な財産も全てが消失してしまいましたが、全国からの支援や、市・県・国の行政の力もあって復興できました。自分一人、家族だけ、社員だけではできなかったことです。これから、恩返しをしていきたいです。

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すぐにはできないけど、まちの回遊を促して、20年後も30年後もまちに活気があるようにしたい。それが、子どもたちの夢や希望に繋がると思います。



また、自由研究講座や多世代交流バーベキューなどもしています。新しくできた復興住宅にも来て欲しいと思い、アートワークプロジェクトをしたり、昼間に子ども向けのキッズバル街をしたり。

ミライトは高校生と企画しました。何をしたいかを聞いて、一緒につくりあげていきました。イルミネーションは、業者に頼めばもっと綺麗になるかもしれないけど、自分たちの手で、仕事の合間を時間を合わせて準備しました。

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駅北ラボでは、活動の参考にさせてもらうことが多く、ミーティング#002での、ゆとり館の屋村さんのクラウドファンディングの話は勉強になりました。今年のミライトでクラファンを実施し、協賛や募金も含めて、全体で100万円以上のお金を集めることができました。また、ミーティング#004の猪又直登さんの講演で、活動の核を再確認できました。

キターレでもアンブレラスカイをしたように、フォトスポットとしてやることで、たくさんの人が海の方まで足を伸ばすきっかけになったと思います。

また、まちづくりらぼさんや磯部地区の磯6クラブのみなさんの協力を得て、竹灯籠の設置などができました。


最後にもう一度、この活動の目的は、

大火の記憶や教訓、支えてくれた人への感謝の気持ちを次の世代へ語り継ぐこと。

町の復興を祈念し、まちなかに人々の回遊をつくること。

上手にこの新しいまちを使いながら、暮らしながら、20年、30年後も活気のあるまちにしていきたいです。』

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これを受けて、小林マネージャーがコメントしました。

『地域活動というのは、3年5年していくと、目的がぼやっとしていくことが多いと思うのですが、核となる部分をメンバーが認識していることが良いと思いました。

そして、クラウドファンディングは、お金を集める装置では無くて、今までの信頼をお金に両替する装置だと思うので、資金が集まったのはEKIKITA WORKSさんたちへの信頼のかたちだと思います。

地域信頼型の新しい機運を若手から発信していく良い団体・活動ですね。

来年はクラファンどうしますか??

これからも応援しています!頑張っていきましょう!』


4組を通じて、本間マネージャーがコメントしました。

こういう活動って、お金になるからやってるわけじゃない。

想いがあるからこそやってると思うので、何の為にしているのかが一番大事になると思っています。

喜ばせたい人がいる。喜ぶ人がいる。

そこを忘れずに続けていきましょう。


そして、そんな一人一人の動きがまちなか大家族というビジョンにつながっていきます。

これからも一緒に頑張っていきましょう!

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