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一枚の写真/マラソン団体戦
ランダムに選んだ写真のあとに、写真とは全く関係のないコラムが続く「一枚の写真」。たまに全く関係ないといいながら、おもいっきり関係のあることも書いたりもします。さて、こちらは2022年別府大分毎日マラソンのスタート直前。「On Your Mark」の声がかかった瞬間です。それまで「寒い寒い」と笑顔で話していた選手たちの表情がキリっと引き締まり時計のスタートボタンに右手を添えて上体を低くしてかまえます。このとき、下を向く派と前を向く派に別れますが、青山学院大飯田貴之選手はグッと腰をかがめてコースに視線を送ります。
別大大分マラソンへの興味はいろいろつきませんが、一番大きいのは「アフター箱根駅伝」の青学の取り組み。これまでも在学中にフルマラソンを走ることが多かった青学選手。結果的に近藤選手が直前に出場を回避しましたが、1大学が5名初フルマラソンに選手を送り込むということは、(引退レースの思い出づくりとしてはあるかもしれませんが)なかなかないこと。しかも、選抜選手のようなキャスティング。ただマラソンを走るってわけじゃないだろう?このあとにどうこの取り組みがつながっていくのかをちゃんと観ておきたかったのです。
青学とフルマラソン。一番印象深いのは2012年3月。出岐雄大さんが走ったびわ湖毎日マラソン。この大会はロンドンオリンピックのマラソン選考を兼ねたレース。立川ハーフを走りおえ、(そのころなぜか同日開催だった)急いで家に帰ってテレビで観てたら、レース中盤、出岐さんが一時はトップを走り2:10:02。あと少しで初フルサブテンの大健闘。当時、主務だったのは橋本くん。
いまほどフルマラソンのノウハウもなかったから、「スペシャルドリンクに「アメ」をくっつけたんですよ。」と、出岐のフルマラソンから10年目の青学です。
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月刊 EKIDEN NEWS
月刊といいながら、一日に何度も更新する日もあります。「いつかビジュアルがたくさんある陸上雑誌ができるといいなあ」と仲間と話していたんですが…
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