混成は家族

日本選手権の７種競技の最終種目８００ｍを終え選手たちはスパイクを脱ぎ全員で観客へ挨拶。そして記念撮影というのが混成競技のフィナーレ。選手たちが関係者とこれまでの戦いをお互い讃えているうちにプログラムは表彰へとうつっていくのだが、みな裸足やソックスのまま記念撮影タイムとなる。シューズに履き替えるわけでもなく、とにかくやたらとスパイクを脱いで裸足でうろうろするのだ笑

混成競技は種目によってたくさんのスパイクを使い分けるから、片付けも大変だろう。そう思いながら記念撮影を遠くから眺めていた。

記念撮影が一段落するとひとりの選手がかけよってきてスパイクを集め始めた。

混成の選手間でスパイクじゃんけんをやって最後に負けた選手がスパイクをもってくる。ってなことじゃない笑　この大熊選手がふいにすべての選手のスパイクを集めて選手のところにもっていこうとしていた。全部をもっていくのは不可能だと思ったのだろうか、自分のスパイクは履いてもてるだけのスパイクをもって運んでいった。

混成競技が面白いところは、個人競技でありながらも、選手全員が劇団の一座というか、家族のようなところにある。