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外さない男。

「外さない男。」GMO今江勇人はとにかくレースを外さない。

千葉大大学院を経て、2022年シーズンにGMO入り。大学時代から箱根駅伝で注目を集めた選手たちが集うGMOにあって「非箱根」選手は珍しい。大学時代には2019年 第 88 回日本学生陸上競技対校選手権大会 3000m 障害2位、2021年 第 90 回 日本学生陸上競技対校選手権大会 5000m6位という実績を残すも、千葉大陸上部は箱根駅伝予選会に参加する選手を揃えることができなかったため、実力がありながらも、関東学生連合チームへの選考にもあがることはなかった。千葉大陸上部のツイッターのトップには「チーム目標」が固定ツイートとしてかかげられている。

全日本実業団ハーフマラソンにおいて、今江は優勝候補の一人にあげられるほどになった。今シーズンのトラック、駅伝での「外さない走り」に注目が集まったのだ。正直なところ、今シーズンまで彼の名を知ることはなかった。彼の実績として残っている「2021年 第 90 回 日本学生陸上競技対校選手権大会 5000m6位」という記録。このとき、現地で取材していた。レースそのものは強く印象に残っているのだが、入賞した彼の記憶が全くない。東京国際丹所、第一工大アニーダ、駒澤篠原、青学近藤が主導権を握りレースが動き、ラスト200mで近藤が抜け出して勝ったレースだ。

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