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2020年8月31日今日の一枚

「中高生の代替レースとしてバーチャルレースを作ろうと思うんです」と横田コーチから相談されてから、ちょうど三ヶ月。砧公園そばのマクドナルドやZOOMで打ち合わせをしてたのも、遠い昔の出来事のようだ。作りながら、進めていきながら、「バーチャレってこういうことなのか」と自分たちも理解していったように思う。

バーチャルというのは実体のないものだから、人々になかなか受け入れずらいものがある。GPSでデータをすいあげたものをランキングにならべる。というとらえかたをする人もいるだろうし、データ一覧をならべた通信陸上と同じイメージをもっているひともいるだろう。横田さんとブレストしながら、それら「世間一般のバーチャルレース」と何が違うのか?か、バーチャレとは果たして何なのか?ということ突き詰めていくと、ひとつのコンセプトができた。それは「アルバム」だ。

「アルバムを作ろう。」それが、今回開催されたバーチャルディスタンスチャレンジの大きなコンセプトだ。そこを理解できない人にとっては、「なんじゃそれ」というものに見えただろう。理解できた人は両手をあげて賛同してくれたようにも思う。とはいえ、「アルバムを作ろう」では、人々は参加をしてくれない。「コピー考えてきます」と、持ち帰って、砧公園で90分ゆっくりジョギングしながらできたのが、「記録を記憶に残す夏。」というコピーであった。もう一案、作ったような気がするが、どんなのだったかは忘れた。横田さんに見せると「いいっすね」とすぐに決まって、ビジュアルができあがってきた。細井衿菜選手の写真は、ちょうどTwoLapsのホームページ用に選手の写真をまとめて送ったものから採用された。あれは昨年の日本選手権福岡での写真だ。

昨晩、バーチャレの結果発表を行った。当初は長くても90分くらいかな。と思って始めた配信だったけど、いつしか時間は3時間を過ぎようとしていた。個人的には新谷さんが動画を観て感極まって泣いてる姿が印象的だった。あのひとは発信するアンテナも受信するアンテナも感度がすごくよいのだ。長いけど、ラジオを聞くような感じでお楽しみください。

今朝の一枚は福井でのケンブリッジ飛鳥選手。10.03をだして「ようやく、ここに戻ってきた」という安堵と自身のこれからへの期待が伝わってきた。

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