今日の一枚/陸上のかみさま

今日の一枚といいながら２枚写真をアップすることもある「今日に一枚」こちらは、2022大阪国際女子マラソン。豊田自動織機の萩ちゃんこと、萩原歩美選手がフィニッシュ後の写真だ。

18年間ずっと走り続けてきました。
今後は大好きな陸上競技に、また違った形で携わっていきたいと思っております。
また皆さまと大会会場で会えるが楽しみです！

本当にこれまで
こんな私を支えてくださり
ありがとうございました！！

2021.3.1 萩原歩美 pic.twitter.com/3nluj4NBW4

— 萩ちゃん(萩原歩美) (@kobuta0601) March 1, 2022

萩原選手は３月１日、昨日、現役引退を発表した。両手を広げながらトルソーを突き出してフィニッシュに飛び込む姿は彼女のアイコンのようなもの。マラソンを走り終えた選手はよく振り返って、これまで走ってきたコースに向かって礼をする。自分が走る前は「コースに向かって礼なんて、体育会的だよな」と多少冷ややかな目で見ていたのだけど、いざ、自分がフルマラソンを走ると、赤べこのようにコースに向かってガンガン頭を下げまくった。キプチョゲみたいな人は別格として、フルマラソンではあるタイミングから自分の身体がコントロールできなくなるところがある。自分の力だけではどうしようもないときに、沿道の声援だったり、家族や友人の顔の走馬灯が高速回転しはじめたりする。走っているのは自分ひとりなんだけど、いろんな人の支えがあって走りきれたのだな。そういう気持ちについなってしまうものなのだ。