2020年9月3日今日の一枚

「写真を教えてください」とTwoLapsの横田コーチに言われて、教えるほどのものではないけど、やってみようということになりました。TwoLapsのようなチームが合宿したり活動したりという記録がちゃんと残るといいなと思ったこともありますが、横田さんには小さなお子さんがいるので、その記録を残すためでもあると思ったからです。

いい写真の撮り方みたいなものはよくわからないのですが、親として子供の写真を取り続けるのと、選手を追いかけて取り続けるのはちょっと似ているところがあるのです。

だいたいの写真はiPhoneがあれば十分に撮れるので、アップルストアで無料のワークショップを受講すれば、ほんとにすごく良い写真が撮れます。ただ、親として子供の写真を撮るのはちょっと違っていて、残したいのは画像そのものではなくて、「親としての視点」だったりします。子供というのは、こちらの予想をこえる動きをするので、なんかスポーツの写真を撮るのと似ているのです。

親としての視点を残したいのだから、ピンぼけでも全然よくて、被写体がぶれてても全然良かったりします。そして、子供の運動会に行くと、陸上トップ選手のスピードに目が慣れてることもあって、ピントは全く外さない笑

面白いことに、子供の運動会徒競走と世界陸上の決勝を撮るのは同じくらいの緊張感と集中度が高まっていることに気づきます。レースのグレードが価値じゃないのです。そのうち、どんなものを観ても「いいところ」が見つかってきたりします。なので、自分の子供から撮り始めることがとてもいいと思ったのです。

今日の一枚は福井での100m決勝あとの一コマ。

桐生選手のまだまだ余力がパンパンにみなぎっているいい背中。車格がひとまわり上になった感。