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2020年9月30日今日の一枚

WA(世界陸連)がツイッターハッシュタグ#RelivingDoha(ドーハを再現みたいなことかな)で1年前の世界陸上ドーハを振り返っている。昨日、9月29日は競歩50kmで鈴木雄介選手が金メダルを獲った日。

そうか、あのときの日本はこんな気候だったのか。そりゃ、現地と日本での反響の温度差あるよなとツイートをみながらその日が蘇ってきた。蘇ってきたのは、過去に味わったことの無い蒸し暑さだ。ドーハ世界陸上期間中、一番暑かったのは、この男子競歩50kmがあった夜。立っているだけで、体中の汗腺が開くという経験を味わった。二度と味わいたくない蒸し暑さである。鈴木選手がゴールするまで、こちらの体力がもたなかった。(フィールド種目を全部終えてから競歩は深夜のレースであるため)ここで金メダルをとった鈴木選手は本当に強い。暑さに強いとか、弱いとか、そういう次元ではないバットコンディションの中での金メダル。

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競歩は深夜から始まったのだが、一年前のこの日は女子10000mの決勝でもあった。

そしたら、新谷選手がこうリプライを飛ばした。

ああ、確かにこの1年で新谷選手の身体は大きく変わった。

ハードディスクを見返していくと、10000mスタートの写真があった。(写真をクリックすると大きく表示されます)

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新谷選手の横は後に10000mと1500m両方を制する、オランダのハッサンの姿がある。横に並んでいる選手と比べても、新谷選手の身長や脚の長さは全く違和感がないが、5000m14分台を出した先日とは体つきが違う。このときもカラダは絞りあげられてはいるけれども、いまと比べると、体全体が「ぼんやり」してるように見えるのだ。腰回りはもっと大きくなり、脚の筋肉にはキレイなシェイプがはいってきたのが現在の姿。そういえば、この日の翌日、「ユニフォームをセパレートにしたの気づきました?」と新谷選手に言われたことを覚えている。

この日、新谷選手はハッサンをはじめとした選手たちのキックやスパートを間近で体感している。この日味わった「足りないもの」を彼女と横田コーチは補ってきた。この日から1年。ユニフォームのサイズがアップしたという進化を遂げた彼女が、次にハッサンの横に立ったとき、どのような姿になっているのか、それを見届けたいと思うのだ。


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