焙煎コーヒー豆の煎り具合 浅煎りから深煎りまで、焙煎コーヒー豆の焙煎度について
焙煎の程度、煎り具合を焙煎度と呼んでいます。コーヒー業界では、焙煎コーヒー豆の色付き具合によって、大雑把に「浅煎り」・「中煎り」・「深煎り」の煎り具合で焙煎コーヒー豆を分類していて、その煎り具合の分類を『焙煎度』と表現しています。
焙煎コーヒー豆の焙煎度は、カップコーヒーの香味を決定する重要な要因の1つになっています。
コーヒー豆は焙煎の進行とともに、薄い黄色から徐々に濃さを増して行き、褐色、茶褐色、茶色、濃厚な茶色・・・と変化して行きます。色の変化と同時に、味や香りも変化すると言われています。
焙煎度ですが、大まかに三段階に設定する方法から、四段階、五段階、あるいは六段階、さらに詳細に八段階に設定する方法などが知られています。
時事通信社から1997年に発行されている、伊藤博さんの『珈琲を科学する』では、三段階に分類する方法について、以下のように記述しています。
焙煎過程を大きく浅煎り、中煎り、深煎りに三分類すると、浅煎りはライトブラウンで酸味を感じさせるコーヒー、深煎りはダークブラウンで苦味の強いコーヒー、そして、中煎りが色も味も中庸・・・
コーヒー生豆の焙煎工程では、コーヒー豆の組織が、ほとんど秒単位で変化して行くと考えられます。
ですから、コーヒー生豆の種類や特徴、また焙煎したコーヒー豆の使用方法(淹れ方)の違いによって、適切な焙煎度合(煎り具合)を設定する必要があると年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。
ちなみに、年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が2人だけで細々と営んでいるエカワ珈琲店は、2000年頃から、焙煎度合を「浅煎り」、「中煎り」、「中深煎り」、「深煎り」の四段階に分類する方法を基準として焙煎度合(煎り具合)を説明しています。
そして、より専門的に説明する必要のあるときには、8段階に分類する方法に基づいて説明することにしています。
焙煎コーヒー豆の煎り具合
焙煎すると、酸味を強く感じるコーヒー生豆、苦味を強く感じるコーヒー生豆など、色々な性格のコーヒー生豆があります。
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