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とある地方都市で零細な珈琲豆自家焙煎店を営んでいる珈琲屋の親父が、コーヒー豆の自家焙煎について語ります

その昔、もう何年も何年も前のことですが、コーヒー関係の雑誌で、コーヒー豆を焙煎するのにも才能が必要だと解釈できるような記事を読んだことがあります。

現在(2020年)の年老いた珈琲豆焙煎屋なら、それは面白おかしい記事を書くための一種の技術的な表現、あるいはマーケティング的な表現だと理解することができますから、そういう表現は無視できます。

でも、純粋で何も知らなかったその頃の年老いた珈琲豆焙煎屋は、疑う事無くコーヒー関係の雑誌の内容を100%信用していたので、そういう記事を読むと、自分に焙煎の才能があるのだろうか、もしかしたら、才能がないのではなかろうか、と真剣に悩み考えたものです。

今から思えば、バカバカしい話です。コーヒー豆の焙煎も含めて、食品加工の技術や加工時の食品の反応(変化)は、物理的にも、化学的にも、ある程度まで解明されています。

その基礎知識さえ身につければ、あとは経験の積み重ねが物をいう世界だと、これまでの30年に及ぶ珈琲経験から断言することができます。

自分が頭に描いている、焙煎コーヒー豆があるとします。どのように焙煎すれば、そのような状態になるのかを理論的にわかっていたとしても、ある程度の経験がなければ、思うように焙煎制御することができません。

ですから、昔からコーヒー豆の焙煎は、「奥が深い」といわれているのだと思います。

コーヒー豆の焙煎加工技術に必要なのは、才能ではなくて、経験の積み重ねだと年老いた珈琲豆焙煎屋は確信しています。考えてみれば、食品加工・調理の世界は、すべてそうなのだと思います。

第1章、コーヒー豆の焙煎を簡単に表現すると|プロにとってのコーヒー豆焙煎

ほとんどの場合、コーヒーは数多くの人たちから愛されている飲み物です。しかし、一部の食品関係の研究者にとっては科学的な研究の対象となっていて、コーヒー豆焙煎作業を仕事にしている者にとっては技能と経験と知識を基盤とする総合的な技術となっています。

そして、研究者による科学的な研究と洞察と、職人・技術者の専門的な技能・経験・知識との組み合わせによって完成するのがコーヒー豆の焙煎だと、年老いた珈琲豆焙煎屋は認識しています。

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10何本かのコーヒー豆焙煎に関する記事(合計字数で約10万字を目標に)を、1つのマガジンに集められれば完成にするつもりです。

年老いた珈琲豆焙煎屋の独断と偏見によるコーヒー豆焙煎体験の覚書

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