優秀だと感じる編集者に共通するテクは?「1%の努力」ってどんな流れで作成したの?
打ち合わせしてますよ。
1%の努力。
6回位してると思います。
ロイヤルホストで、種岡さんという編集の人に「これってどう考えますか?」とか「こういうのどうですか?」みたいな事聞かれるんですけど、優秀な編集の人って多分相手によるんですよね。
相手に合わせられる人の方が優秀で、1%の努力の種岡さんってあんまり喋んないんですよ。
例えば「今後のIT業界どうなりますか?」みたいな感じで、僕がいつもスパチャで喋ってるような「まぁITが潰れることは無いんじゃないですか?AIがいくら伸びたとしてもそのAIをメンテナンスする仕事もあるし、で、AIのメンテナンスをする仕事の人が減るんだとすると、他の業界の人が全然仕事が無くなっちゃうので、もっときついんじゃないすかー?」みたいなと言うと、普通の編集の人だと「あ、そうすかー」って言って、次の質問にいくんですけど。
種岡さんって黙ってるんですよ。
AIの質問しました。
で「他の仕事が減る」っていう説明をしました。
それでも黙ってるから「えーっと、じゃあ例えば」みたいな事で、僕がプラスアルファの話しをし始めちゃう空気になるんですよ。
で、例えば農業に関していくと「じゃあ、トラクターとかっていうのも、テスラみたいに自動運転になるかも知れないから、農業の人っていう農業従事者っていうのも減ってきて、そこらへんがテスラーの自動運転になるかも知れませんよね」みたいな。
そのプラスアルファの話を僕がしてしまわざるを得ない微妙な空気感を作るんですよ。
無意識でやっているのか、自然にやってるのか、技っていうかよく分からないんですけど。
っていうので、要は「相手の著者から話を引っ張り出す」っていうのが、わりと上手いんですよね。
で、やっぱ著者によっては黙ってると不機嫌になる人っていると思うんですよね。
要は「それ面白いです。凄いです」みたいなこと言って、褒めたほうが喋るし、黙ってると「お前と話してもつまらんわ」って思っちゃうタイプの人ってのもいると思うので。
それが毎回毎回どの人にも効くって訳ではないので、多分人によって使い分けでいると思うんですよ。
というのがあるので、相手の人に合わせて「この人は黙ってても喋るタイプだ」とか「この人は褒めておだてた方が喋るタイプだ」みたいなのをちゃんと相手に合わせられるんだな〜と思いました。