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保険は入るべきではないと思いますか?

2021年7月2日発売のひろゆきの新刊だよ!


「もしもの時」というのが、どういう時になるかなんですけど。

日本の場合って、高額医療費制度みたいのがあって、スゲェ高い値段の治療費がかかった場合って、「一定額払えば、それ以上払わなくていいよ」って仕組みがあるんですよ。

で、「毎月毎月それでも払えません。だって僕の年収100万円だもん」みたいになっちゃうと、生活保護を取れるんですよね。

要は、「医療費が高すぎちゃってもう生活出来ません」ってなると、「じゃあ生活保護でーす」ってなるので。

そうすると医療費タダなんですよ。

で、東京都内だと生きてるだけで毎月15万とか13万とか貰えるんですよね。
家賃込みで。

なので、民間の生命保険に入らなければいけないような状況って、凄く特殊な病気で、「厚生労働省が治療として認めていないけれども、効果があるかも知れない治療」っていうのをやる時に、生命保険会社がそのお金を出してくれるパターンっていう。

要は、厚生労働省的には、「これ効くかどうか分かんないから、保険適用されません。ただ2000万円かかります」っていうので。

で、それを生命保険会社が認めてくれる場合は、2000万円保険から出るんですけど、大体そういうあの謎の治療って生命保険会社も認めてくれないんですよ。

要は、芸能人の人とかで、癌になって何か特殊な治療した人とかいるじゃないですか?
なんか金の棒で顔を叩くみたいな、謎の癌の治療みたいなやつで。

ああいうのって、本人治ると思ってても残念ながら生命保険会社OKだして金くれないんですよ。

なので、「医学的にこれは効果があるなぁ」と言われていて、生命保険会社が、「お金を出してもいいよ」という病気っていう、かなりレアケースの時だけ可能性はあるんですけど、ぶっちゃけほぼ無いんですよね。

要は、医学的に効果があるのであれば、厚生労働省が結構何年か経つと、大体お金出すようになってくるんですよ。

小野薬品工業のニボルマブでしたっけ?
「癌の治療に効く」って言われてるやつで。

自腹で払うと年間6000万円くらいかかるがあるんですけど、でもそれって医療保険入ってると別にお金払わなくていいんですよね。

要は、年間6000万円分の治療っていうのを受けられるんですよ。
で、じゃあ80歳の人がその治療を受けてどうなるかっていうと、5年生存率が上がる…

[オプジーボ]※コメント

オプジーボです。はい。

5年生存率が上がるので、大体80歳の人がそれを受けると、「85歳までくらい生きられるよねー」みたいになるんで。

なので、「それじゃあ5年間寿命が伸びるよね」ってなるんですけど、その為に6000万×5で、3億円くらいかかるんですけど。
でもそれ、税金で払ってくれるんですよね。

なので、民間保険に入る理由ってあんま無いんですよね。
先進医療特約っていうのはあるけど、先進医療特約に医療が認められるかとうかは生命保険会社が決めるんですよ。

なので、先進医療として生命保険会社が認めないと結局払い損になるんですよね。

で、皆さん、生命保険会社を信じすぎなんですけど。

要は、「自分が治療したい」という時に、生命保険会社がお金を出してくれなかったという裁判めちゃめちゃやられてるんですよ。

要は、「生命保険に入ってたら自分が病気になった時にお金払ってくれるだろう」と思って生命保険入るんですけど、いざ病気になった時に、「いや、お前の病気じゃあ払えねーよ」みたいなことを言ったりするっていうのは、生命保険やりがちなんですよ。

で、そこで裁判なるんですけど、その病気になった状態で生命保険会社と裁判するみたいな、かなり不利なことしなきゃいけないんですよね。

もう体力もないから生命保険会社っていろんな証拠とか出してどんどん時間経過させて、気がついたら死んでいるみたいなので、「生命保険会社勝ち」みたいになったりするんですけど。

っていうのになるぐらいだったら、「生命保険会社にお金払わないで自分でお金貯めときゃいいんじゃね?」って思うので、僕は生命保険会社に入る必要はほぼ無いと思ってます。

ただ、車両保険入った方がいいですよ。
自動車とかの。

要は、自動車でおじいちゃん跳ねちゃうと、そのおじいちゃんがたまたま画家で、なんかスゲェ優秀な人だから、「損害賠償2億円ね」みたいになっちゃったり、それ払えないともう破産になるしかないので。

ていうのがあったりするので、車両保険は入った方がいいと思います。はい。