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天津飯をファーストフードとして全国展開したいがどうすれば上手くいく?

2021年7月2日発売のひろゆきの新刊だよ!


上手くいきません。

ファーストフードで、ご飯の料理で上手くいってるのって、基本、牛丼と天丼しかないんですよね。

で、[てんや]も今、結構減ってるらしいんですよ。

なので、ご飯モノのファーストフードで上手くいくのが残念ながら牛丼しかないんですよ。

なので、「なんでじゃあ牛丼が上手くいくか?」っていうと、別にご飯が食いたい訳じゃなくて、肉が食いたいんですよ。

で、肉って高いはずなんですけど、牛丼屋って400円とかで肉が食えるんすよ。
で、ご飯もそれなりの量あるので。

「肉を食ってる気分になりながらお腹一杯になれる」っていうのが牛丼なんですけど。

天津飯って割と料理をするのにも時間がかかるし、料理人の手間もかかる割に、そこまで需要が無いんですよね。

要は、牛丼屋って見てもらえればわかると思うんですけど、玉ねぎと肉のハラミが入っているタプタプしたバケツみたいなやつが、ずーっと熱が入ってるだけで、中で調理をする人のスキルってほとんどいらないんですよ。

でも天津丼作ろうと思うと、卵もちゃんと綺麗な温度で、硬すぎず柔らかすぎずっていうのの調理が出来る料理人のスキルが必要なんですよ。

なので、全国で展開しようとする時に料理人のスキルが必要なんですけど、牛丼屋って高校生でも出来るんですよね。

要は、センターの方が「これをバケットの上でぶちまけて一定の温度で温めて下さい」っていうので。

そのあと、米を入れてお玉でボーンって乗せれば、それだけで「料理として成立する」っていう簡単さがあるので。

なので人件費がかからないんですよ。

なので、残念ながら「天津飯っていうのが日本中で普及するか?」っていうと、コストの問題に無理だと思います。

要は、「高校生でも調理出来る」っていう形にしないと、安くは提供出来ないので。