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先駆者

歯医者行ってきた。
やっぱり痛かったぜ。ちくしょー。
虫歯で歯に穴が空いていた。親知らずもやばい感じだったので抜かないといけないかもらしい。
麻酔はあんまり痛くなかったから良しとして、ドリルがやっぱり嫌だったなあ。麻酔あっても普通に痛かったし。
でも医者が優しめで良かった。
レントゲン撮るときの未来感すごい。顔の周りで機械がウィーンウィーンといいながら回る。顔が固定されているし生殺与奪の権を握られている気がする。


終わったあとはケーキを食べに行った。

サバランというやつ。
ブリオッシュ生地が半分くらい洋酒に浸っていて、中心にクリームが入っていた。
なかなか独特の味わいだった。


生後半年の姪がいるが、あの子が大人になる頃には世界はどうなっているかと考えていた。
車は宙に浮いてるのか、人間より機械が多いのか、第三次世界大戦は起こるのか、火星に移住できるのか、出産前に遺伝子レベルで選別できるのか、電脳空間で暮らせるのか、とかとか。
SFものの何かしらは実現するんだろうな。星新一、「ブレードランナー」、「マトリックス」、スタンリー・キューブリック、「ガタカ」、「未来世紀ブラジル」、「デトロイト・ビカムヒューマン」、「アイロボット」、「アイアムレジェンド」など他にも小説や映画やゲームでSFに触れてきたけど、このラインナップで分かるように退廃的なもの、ディストピア的なものが好きだ。好きだけど、実現してほしくはない。ふつうにユートピア的であってほしい。人類は滅亡したらいいと思ってるけど、穏やかに、穏便に破滅してくれないかなと思う。




MVが見たくなって見返してた。戸川純はやっぱりかわいい。改めて見ると椎名林檎、めっちゃ影響受けてるなあ…。色んな格好をしてるけど、どんな方向性でも似合うからすごい。
でもやっぱり一番すごいのは歌声。かわいい声と太い声の差が激しいのにどちらも良い。大きく幅が狭くずっとかかるビブラートも素晴らしい。収録の歌声ももちろん良いけど、生歌唱はもっと迫力ある。「レーダーマン」をテレビで歌ってる映像があってすごく好きだったんだけど消されてしまった。
歌ってるときの視線とか顔つきとか行動が"異常"そのもので好きだ。この人は本物だな、と思う。
「諦念プシガンガ」では「我一介の肉塊なり」という歌詞を書いていてすげえ、と思った。そんな"諦念"の表し方があるのかと。
彼女は言うなればものすごく"女くさい"。女性性を突き詰めたような人だ。歌詞、歌声、演技、あらゆる方法で「女性」を体現、表現している。今の時代だったらあまり迎合されてはいないんじゃないか。今のジェンダーフリーだとか多様性の流れは良いと思うが、こういう極端に振り切った人も受容されてやっと"多様性"と言えるんじゃないだろうか。今はまだいいけど、このままいけば淘汰されそうで。

戸川純ほどの逸材はもう出ないだろうけど、Adoとか実力のある人がもっと発掘されてほしいなあ。


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