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日本ワインレビュー 【いにしぇの里葡萄酒】夏ラベル「薄幸の美少女」 2019

夏ラベル「薄幸の美少女」


ヴィンテージ:2019
コメント:ピノ・ノワールといえば、ラズベリーやイチゴ。
マスカットベリーAといえば、チェリーやイチゴの香りのアロマが多い品種なので、このアッサンブラージュは相性が良いのかもなぁ。
同じ赤い果実系の香りで、相性も良さそうだし。
「薄幸の美少女」というネーミングが、納得できますねぇ。
果実味とか力強さは感じられず、儚さが感じられマス。
チャーミングなところもあるが、後口に酸がしっかりあります。
ピノ・ノワールが80%、マスカットベリーAが20%なので、ベリーAは感じるか感じないかのギリギリのところですねぇ。
「薄幸の美少女」:悲劇のヒロイン・・。2019年は長梅雨、日照不足、更に病果の選果により収量も少なく、ピノ・ノワールにとっては難しい年でした。その為醸造方法を見直し、1/3を全房(梗付き)、無補糖で自然発酵させ、マスカット・ベーリーAをブレンドし複雑な香りと味わいを追求しました。2020年10月26日瓶詰めの為、出来ましたら半年~1年ほど瓶熟して頂けると、ストロベリーやフランボワーズなどの赤系果実の香りに、茸や森、枯れ葉や紅茶などの香りが広がります。飲み口はミディアムボディですが、酸味、甘味、旨味のバランスがとれた辛口赤ワインとなっております。抜栓後2~3日かけてお飲み頂けましたら、徐々に魅惑的な香りが開きます。古樽にて12ヶ月熟成。
FBより
今は「薄幸の美少女」ですが、もしかしたら、2、3年後に「陰のある美人」になっているカモ🦆
と思わせる、可能性のあるワインだなぁ。
焼き鳥ならタレ。鳥やブリの照り焼きとかでも良さそうです。
煮豚や鳥レバーの醤油煮なども合いそう。
※あくまで私の個人的な意見なので、参考にはあまりならないかも知れません。と言うかならないカモ🦆
ピノ・ノワールとマスカットベリーAのアッサンブラージュしたワインは、もっと増えても良いと思います。
リリースしているワイナリーは少ないし、可能性はありそうだしなぁ。
珍しくネーミングに、納得のできるワインでした。
こう言うタイプは独りよがりで、自分だけ悦に入っている場合もあるからなぁ。
生産者:いにしぇの里葡萄酒
産地:長野県塩尻市
品種:ピノ・ノワールが80%、マスカットベリーAが20%
スタイル:赤
Alc:10.5%
飲んだ場所:原田商店(北海道恵庭)
飲んだ時期:2021/1


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