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こんにちは。
「経済時事ドリル」一連のサイトに訪問いただきありがとうございます。
今日は「ドリル」はお休みで、☕BREAKとして別の話題をお届けします。
次回のドリルは6月22日(土)です。

各タームで時々☕BREAKを入れる予定でいます。
BREAKのテーマ、第1回目は「小論文の評価ポイント」です。

「小論文の書き方」のテキストはいろいろ出ています。もちろん参考にしていただきたいです。

このサイトは「大学編入」試験をベースに経済時事の知識を上げていこうというものです。

大学の専門基礎ができているかが問われる試験で、社会科学系である経済時事テーマの場合はどのような評価ポイントを意識すればいいのか。

この点を確認し、大きく減点されないような書き方を練習するのが効率よいと考えます。

ではInstagramで提示したスライドをこちらでも確認していきましょう。
経済時事ドリルでは、これまで8回更新し、キーワードも8個見てきました。

日経新聞の記事からさらに掘り下げてキーワードを見ていますから、すでに最低でも8×5=40の用語は確認しているのではと思います。カテゴリーは、情報化(AI)、少子化高齢化、人口減少、社会保障、貧困、行政のデジタル化、財政方針、といった内容を見ています。ドリルで扱った内容にアンテナを張り、その周辺が入ってくるようになると、時事を見る視野は広がります。

今年は、「カスハラ」対策が話題です。これは経済時事からは「雇用」問題、人手不足問題に絡めてまとめることができます。いい人が雇えないにも関わらず、理不尽なクレームで疲弊すると、従業員が退職してしまうことにつながりかねません。このような今年らしいところの応用は、夏以降に拡張していきます。

小論文の評価ポイント(確認事項)

筆記試験では答案用紙に学んできたことを表現する必要があります。面接や口述試験では、問いに簡潔に答えることが求められます。いずれも事前に一旦まとめておくことが勉強です。試験当日は、準備した通りに出題されるわけではありません。出題の形に合わせて解答していくことになります。

「試験」はたとえ論述試験であっても「問いに答える」試験であることを意識します。文章を書く試験であっても自由にら書けず、「問いに答える」ことには変わりません。解答した答案の「減点」が少ない答案が、評価されるのです。

そのためには、どうしたら減点されないか、採点基準を知っておく必要があります。まあまあ書けていて、採点者が減点しにくい答案であれば、高得点のチャンスがある、と言ってもよいでしょう。

評価のポイントの一例です。社会科学系の論述ではこんな感じです。

それほどオリジナリティは求められないのは意外に思われるかもしれません。当たり前のことを知識として書けていることが前提です。その上で、求められたらオリジナルなことを書いてもよいかもしれません。ただ「人と違うことを書かなければ」と思う必要はありません。大学生としてどのように考えるか(知識がある上で)、が大事です。

人と違うことを書かなければと、「作文」時代のことを考えて苦手と思う方がいらっしゃるようでしたら、大丈夫なのです。知識で書いていけるのが、社会科学系の小論文です。

問題文の把握が大事

上のスライドで最も大事なのが、「問題文の把握」です。何を求めているのか「問題文を読み取る力」が大事です。例えば法律を専門として学ぶなら、法律の文章を読む力が必要でしょう。小論文では問題文を読み取る力が試されて、それが入学後の勉強につながる、と考えることができます。

「論旨がしっかりしている」は、聞かれたことに対して答えている、という点も含みます。関係のないことを書くと、論旨から外れているとみなされます。反対か賛成か立場をはっきり示すことが求められている小論文なら、その部分が曖昧では減点対象となります。これらも結局は「問題文の読み取り」に関係してきます。

「知識」の部分はドリルで積み上げています。専門科目の勉強も進めながら、世の中の課題について、知識を入れていきましょう。

まだまだハードルが高いとおっしゃる方も多いと思います。今すぐできることが「表記」です。つまり「誤字がないように書く」です。減点されないように、と申し上げました。誤字は明らかに減点しやすいものです。書き慣れていないと、誤った字や読みにくい字を書きがちです。書く練習をしていきましょう。これは試験直前だと焦るものです。よく、目で見て読んで覚えたり勉強する方がいらっしゃいますが、筆記試験対策として「書く」を大事にしてください。

そして「書く」練習(スピードも確認する)

文字を書けない、書く自信がないという方は新聞などの文章を書き写す練習をしてみてください。ジョギングみたいなものです。まず走る。400字を書き写すのにどれだけ時間がかかるかを把握しておきます。考えて書くのではなく写すだけなのに30分もかかったとします。そうすると60分で800字の小論文を、内容を考えながら書くとしたら、タイムオーバーとなるでしょう。書くスピードも意識してトレーニングしておきたいです。

短い記事、新聞を読む

日々、短くていいので文章を読み、読み取る訓練を入れていきたいです。読むことが知識の蓄積につながりますが、問題文を把握する力にも直結します。これは面接対策でも同じです。人の文章を読み取る訓練をすることで、質問の把握も容易になります。質問が把握できれば、あとは答えるだけなのが面接です。(話す練習をしていくのは、それほど問題ありません)

小論文の評価ポイントを確認し、ポイントに沿って準備していくと、減点を減らすことができます。ぜひ1つからやってみてください。

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