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※厚生労働省のHPで「『働き方改革』の実現に向けて」のページがあります。ここに「働き方改革」の目指すもの、がまとめられていますので、ご覧ください。(短い文章です)

こんにちは。今日もドリルを進めていきましょう。
働き方改革関連法が成立し進められてきた、労働関連の改革。大企業、中小企業、業種ごとに進められてきました。この中でも導入に準備が必要と考えられた業界で、いよいよ法に則った運用が求められると生じるであろう問題を指したのが「2024年問題」です。

この「2024年問題」は数年前からわかっていて、幾度となく話題に出てきました。企業等は対応を進めてきました。その2024年がいよいよ今年になり、4月から実際問題が見えるようになっています。物流は有名ですが、建築、医師の残業上限規制も、です。

私の近所のマンションの建設も、前の建物を壊すところまではやっていますが、着工が決まらないと言います。始まっても工期が伸びそうだとも聞いています。建築業も残業の上限規制があり、無理して遅くまで工事をして仕上げるということが難しくなっています。そもそも人もいないので、簡単に人数を増やすわけにはいきません。

医師も同じです。これまで緊急搬送があると医師が残業して対応していた現実があります。こちらも残業上限規制により、今までのように事実上無制限に仕事を続けられません。業務を効率化し、医師以外でもできることを振り分けて、医師が本来業務に専念できる環境整備が進められています。

一見不便になるように思われるかもしれません。しかしこれまで誰かの犠牲によって世の中がまわってきたのだ、と思うと複雑な気持ちです。誰かの無理によって成り立つシステムは、いつかは破綻します。ここらで今までの「当たり前」を見直す必要が生じている、と考えてみましょう。

カスハラの問題もこれに近い話です。「神様」と言われるお客様のために、従業員が犠牲になってきた、これは本当はダメなんじゃないの?という考えがようやく出てきました。日本の当たり前は、時には世界の非常識となっていることもあります。見直しの時期にきていると言えます。

今日の課題記事です。2023年9月の記事を取り上げました。物流が多く取り上げられますが、建設も医師もです。早速読んでみましょう。音読も取り入れてみてください。

その他、運転手に特化した記事はこちらも。私たちの生活でイメージしやすいのは、運転手の2024年問題かもしれません。自宅近くのバスの本数が減ったり、していませんか?

早速、知っている・知らない、をピックアップしてみましょう。両方の記事からでも構いません。(その分量は多くなります)

<知っている>
2024年問題で人手不足や配送の遅れが懸念されている
1人当たりのトラック運転時間が制限される
ドライバーの収入が減るかもしれない
配送が遅れるかもしれない
働き方改革関連法(名前だけ知っている。詳しくは知らない)

<知らない>
残業時間の上限は年960時間 ←そんなに多いの?月だと…
勤務間インターバル
5年間適用を猶予していた
ドライバーの他、医師も2024年問題がある

「2024年問題」は人手不足の問題であり、もともとの人口減少と合わせて考えていきます。きつい労働環境の仕事は、今後人口減少と共に「選ばれない」仕事になっていきます。それでは世の中がまわりません。待遇を改善し、さまざまな人に仕事についていただきたい、その環境整備であると考えることができます。

合わせて雇用関係の用語も確認しておきましょう。皆さんは就活が大変だという気持ちが強いと思います。仕事は選ばなければいくらでもありますが、一方で皆さんがやりたいと思う仕事は限られていて、その分倍率が高くなっているのが現状です。事務の仕事(営業ではない仕事)は、実はデジタル化、AI活用などで減る傾向にありますが、仕事を求める人は多く、ギャップが生じています。有効求人倍率、完全失業率、それぞれの推移など、雇用周りの知識も一度確認しておきましょう。

ダイバーシティ、ジェンダーギャップ指数、といったカタカナ用語も雇用関係には多く、キーワード中心に見ておきたいです。

まずはドリルであげた記事、ぜひ読んでみてください。

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