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本日のドリル:「骨太の方針」とは(2024-1-⑦)

こんにちは👩 少子化高齢化人口減少社会を前提にすると、社会は各方面で変わらないといけないことがわかってきました。一方で、私たちには50年前にはなかったテクノロジーを活用できる、というプラスの面もあります。技術革新のスピードは速く、うまく活用するには、政策判断のスピードも求められます。

一度決まった政策を変えるにはエネルギーが必要です。そして政策は税金を使うこと。どのように税金を使い、効果的な政策をし、変わらなければならない社会に落とし込んでいくか。毎年国家「予算」を決めていくことになります。その時期が6月から夏~年末にかけてとなります。今の政権が続くなら、来年はどうしていこうか。今年の重点事項も確認しながらというのが、「骨太の方針」です。

この記事は昨年2023年の6月8日付のものです。全体が発表される前から、毎日のように「骨太の方針」の各方面の内容が発表されます。少し早いのですが、アンテナを立ててみるとよいと思い、今回取り上げました。ぜひ「今年2024年」版の「骨太の方針」の全体記事も、ご覧ください。

日経新聞サイトに飛びます。今日のドリル記事です。(有料会員用の記事になっていて見られない時は、「骨太の方針」で検索してみてください。それで目的は達成できます。

早速、知っている・知らない、を分類してみましょう。「骨太」と言っても何?となりますね(カルシウムっぽい)。正式名は「経済財政運営と改革の基本方針」です。「財政」と入っています。税金の使い道に直結したもの、と考えられます。

<知っている>
2020年はコロナ関係があった

<知らない>
年末の予算編成
6月頃作ってどうするの?
基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)
PB黒字化、2018年には2025年に黒字化するつもりだったって、できると思っていた?

耳慣れない方、これまで「スルー」していた方も多いでしょう。日本の経済政策の方向性が示されているので、経済時事の注目されるポイントが含まれます。よって、毎年編入試験の経済時事問題の方向性として注目しています。大学の先生方も必ず見ていますから。

確認ですが、編入試験の小論文で考えると、大問1題では60分試験なら800字程度。大問2題でしたら、60分試験なら500字前後を2つが目安です。ですので、大事な枠組みをおさえてポイントを数個あげられれば、字数切れとなります。

この記事にある2022年の「骨太の方針」のポイントは、脱炭素と防衛力の強化だったな~。という感じ。このうち経済時事では「脱炭素」が必須の項目として、これから夏頃に向けて、何となくニュースを追っていくとよいでしょう。こういう作戦となります。

なお、国の方針の公表は国際的にも発表していることになり、とても重いものです。2018年に発表された、「2025年にPB黒字化」はどうみても難しいにも関わらず取り消すことはありませんでした。コロナがあったとはいえ、ギリギリまで黒字化する努力を続けることになります。実際にも、放置できない問題です。

例えばこんな記事です。↓
よって、少なくとも私たちが試験解答等で「難しい」と評論家的に書くのは避けたいものです。(難しい理由を書ければOKだけれど、書く字数がない場合が多い。「問われていることに答える」範囲で書くならOK)

放っておくと自然にどんどん増えるのが社会保障費。75歳以上の人口が増えていきます。社会保障費の社会保険の中で、上昇するのは医療費。医学が進歩すると治療はできるようになりますが、その分医療費も増えます。マイナ保険証も、この流れの中にあります。(まさに「技術で社会の課題をどうにかしたい」という流れ)変化する時は、制度設計自体も大事ですが、さらに信頼される方向性であることを理解して進めなければならず、ある程度の時間はかかるのです😊

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