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■ 其の204 ■ 威厳のある(?)英訳

📘先日訪れた香川の屋島神社で、神社の案内が書かれたリーフレットをもらいました。英語版も置いてあったので一緒に持ち帰ったのですが、それが結構難しいのです。英検準1をとったのは4年前。あの時がんばって覚えた単語もかなりあやふやか(というか忘却している)ことに焦りを感じています。


📘屋島神社は徳川家康を祀っており、説明の中には家康が残した七つの教訓が書かれています。⇩ その名称と英訳はこれです。

 東照公御遺訓とうしょうこうごゆいくん
・・・家康公が残した教え
 The teaching of Lord Tokugawa Ieyasu・・・Lordは領主


📘さて、一つ目の〈教え〉を見てみると、

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず。
これはわかりやすいです。英訳バージョンの方は、
Life is a long journy bearing a heavy burdan. 
There is no make haste.

bearing・・・「耐える」という意味はあったけれど、こうやって使うのはカッコいいなと思いました。
There is no make haste. ・・・おや、There is no ~ing じゃなかったっけ?という疑問がわいてきました。調べてもよくわかりません。
ちなみに、DeepLを使って英訳してみると、
  A person's life is like a long road with a heavy burden; do not be in a   hurry.
おお、わかりやすい。でも「東照公御遺訓」にふさわしい重みを感じません。

📘二番目の〈教え〉を見てみましょう。

不自由を常と思えば不足なし。
これもわかりやすく納得がいきます。英訳バージョンは、
Accept travails as the norm and discontent will never haunt you.

travail・・・あれ、記憶にない語だ。 辞書を引くと⦅古語⦆で、骨折り
norm・・・ ターゲットの後ろの方にあったな。規範というより標準
haunt・・・えっと‥。考えなどが つきまとう という意味か。
自分が馴染んでいない言葉が普通に使われています。
それにしても、命令文+and‥ の鮮やかで品のある文章だと思います。
こちらも、DeepLを使って英訳してみました。
  If you consider inconvenience as normal, there is no shortage of it.
この方がすんなりわかります。が、やはり深みはありません。

📙わたしには、英語の言い回しの妙はわかりません。味わいながら深く学んでこなかったことを認識させられた感じです。1級を持っている人は、この領域まで達しているのでしょうか?  





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