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2023年5月期第3四半期決算 質疑応答集

この質疑応答集は、2023年4月14日に公表いたしました2023年5月期第3四半期決算に関しまして、決算発表以降、株主・投資家の皆さまからのお問合せやアナリスト・機関投資家の方々との1on1ミーティングなどにおいて頂戴した主なご質問をまとめたものです。

なお、ご理解いただきやすいよう、一部内容の加筆・修正しております。
※本記事の内容は下記の開示資料からもご確認いただけます。


1.質疑応答集

Q1.今期の業績達成について

第2四半期と比較して第3四半期の売上は減少しています。そのなかで第4四半期の売上計画の比重が大きくなっていますが、達成に向けての考え方を教えてください。

当社のサービスは契約成立から売上計上まで約30日~90日程度のリードタイムが必要になります。そのため、現時点で既に第4四半期の売上として計上される契約は締結されております。期末にむけての納品スケジュールに不測の事態がなければ通期の業績予想については達成できると見込んでおります。

Q2.中期経営計画について

中期経営計画において来期は減収減益となる計画となっていますが、人員が増加する中でなぜそのような計画になっているのか教えてください。

中期経営計画にも記載いたしましたように、2024年5月期および2025年5月期の期間は、その先により大きな成長を目指すための準備期間として設定しております。
具体的には、全体的な目標予算を下げることで社員への負荷を一時的に減らし、社員間で一人一人の教育にかける時間を持てるようにいたします、また、教育機関であるアカデミーの人員を増加し、教育体制をより強固にすることで中期的な目線での教育に力をいれていく方針です。そのため、人的資産を教育に投下することで一時的に一人当たりの生産性の低下を見込んでおります。また、当社の安定的な成長をささえる「ストック収益」をより厚くすることを目的としたセールス戦略に切り替える方針ですが、月額サービス料を中心としたストック収益は積み上げに時間がかかるため、短期的な売上の伸びは低下する見込みです。そのため、むこう2期については保守的に数字を組み立てております。この準備期間をその後の中期経営計画の達成にむけた有意義なものとすることで、今後の成長を目指していきたいと考えております。

Q3.株主還元について

減収減益の計画の中で増配としていますが実現は可能なのでしょうか。

当社の株主還元の方針である30%の総還元性向を超過する配当額となりますが、財務基盤がしっかりしていることから短期的に影響はないと考えております。毎期1円以上の増配としておりますが、中期経営計画において2027年5月期にはその配当額は30%以内におさまる計画となっており中期的に回収できると見込んでおります。

Q4.外部環境について

第3四半期における売上の低下、および中期経営計画における減収減益の要因は外部環境要因が関係しているのでしょうか。

外部環境の変化などに起因するものではございません。
当社の現状および、中期経営計画策定における前提は、当社の内的な要因によるものであり、今後の長期的な成長を継続させていくことにむけての準備のための計画となっております。昨年度から発生している人員の離脱による営業組織のリソース不足に対して、十分な手当てができていないことが主な原因となっております。目標予算を一時的にさげることで負荷を軽くし、あらたに受け入れた新入社員の教育の精度をあげ、また、社内制度の見直しをすることによって、社員がより働きやすい環境を作ることでこの課題は解決されるものと見込んでおります。

Q5.ビジネスモデルについて

中期経営計画において成長率が低く抑えられていますが、ビジネスモデルについて今後の成長の限界がきているということでしょうか。

一時的な準備期間として計画されたものであり、当社のビジネスの成長限界との関連性はありません。中期経営計画を通じて今後も長期的な成長路線を継続していく方針でございます。業績計画については目標値もあわせて発表をしております。その目標値を目指すことで、その範囲内で着地させることを目指しています。

Q6.M&Aについて

3月に実施したM&Aを通じて期待できることについて教えてください。

当社がこれまで提供していなかった「戦略PR」サービスが提供可能となることで、①あらたな市場の開拓 ②既存クライアントに対するサービスの拡充 ③あらたなサービスの開発 などさまざまな可能性について期待できると考えております。また、当社の営業力を活用することでAZ WORLD COM JAPAN社単体としても事業のグロースが可能であると見込んでおります。

2.さいごに

今回のご紹介は以上となります。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。

今回のQ3決算前において、通期業績予想の発表を行ったことにより投資家の皆様にはご心配をおかけすることとなりました。
Q3の決算については、修正後の業績予想に対して順調に推移しております。
そのため通期の業績予想の達成についても達成できる見通しとなっております。

そのため、Q3決算については計画の範囲内となっており、通期業績予想の見通しについては変更はありません。
Q4も通期目標の達成に向けて引き続き精進していきたいと思います。

今後も新たな記事を順次公開してまいりますので、ご一読いただけましたら幸いです。

2021年6月に東証マザーズ(現グロース)へ上場させていただきました。投資家の皆様が必要とされる情報などをよりしっかりと発信させていただきたいと思いますので、ご要望などがございましたら是非お聞かせください。

今後のIRの参考にさせていただきたいと思います。
ご意見やお問い合わせは、下記のIR問い合わせ窓口よりご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

引き続きEnjinをよろしくお願いいたします。

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