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日本の未来 2024年版

 日本の未来はどうでしょう。明るい人もいれば暗い人もいると思います。しかし、今回は、平均の話をします。

 日本人の金融資産は増えていると言います。2100兆円位になったと言います。これは、1人あたり2000万円ほど金融資産がある状態。貧しくはありません。内現金預金は1100兆円ほど。1人あたり1000万円ほど貯金がある状態です。

 しかし、この話には裏があります。現金預金は毎年1%ぐらいずつ増えていますが、円の価格が下落しているという話です。つまり、ドルで計算すると、日本人の金融資産は増えていない。むしろ減っている。これからも減るだろうということです。政府が返せないほどの国債を毎年発行しています。30兆円くらいでしょうか。それを日銀が買います。それで日銀の、そして、円の信用力が弱まります。それが年6%くらいずつです。だから、今後毎年6%くらいずつ円の価格が落ちます。金利を上げれば、それは解消される可能性がありますが、今のところ日銀がそれをしようとしません。

 -6&+1%ですから、日本人の金融資産は5%ずつ減っていっています。そういうわけですから、毎年5%ずつ、輸入品が高くなると言えそうです。

 それをずらっと100年くらい先まで計算しました。2136年、今から112年後には、個人現金預金が正味1兆円まで減ると計算できます。つまり、1人あたり正味1万円の預金しかなくなるということです。その頃は1ドル15000円になっていると思われます。つまり缶ジュースが15000円になっているということです。缶ジュースが15000円ですから、1日3食とろうとすると、150000円くらいかかると思います。これでは、1万円の貯金ではどうにもなりません。この頃には、日本人の多くは破綻しているでしょう。

 今から100年後、2123年は、缶ジュースは9600円です。1ドル9600円。それで現金預金が正味2.3兆円。1人あたり正味23000円の貯金です。これでも、貯金はあまり役に立ちません。この頃でも破綻しているでしょう。

 2099年、今から75年後です。この頃は、缶ジュースは3600円。1ドル3600円。個人現金預金が正味10兆円。1人あたり預金が正味10万円。1日食費が36000円かかるとすれば、3日で貯金は底をつきます。この頃も破綻でしょう。

 2073年、今から50年後です。この頃が私は、破綻する時期だと考えます。缶ジュースは1200円。1ドル1200円。個人現金預金が正味50兆円。1人あたり現金預金が正味50万円。1日食べて12000円だったら、1か月半失業したら、もうどうにもなりません。これは平均値ですから、貧しい人は、生活しにくいでしょう。この頃で、もう日本人の半分は破綻するのではないでしょうか。

 ちなみに、2057年に1ドル600円。2040年に1ドル300円になるかと予測できます。
2057年には、個人現金預金が正味137兆円。1人あたり貯金が正味137万円。2040年には、個人現金預金正味392兆円。1人あたり預金が正味392万円。

 この20年で個人現金預金は、正味1/3程度に減っていくと予測できます。もうすでに、貯金を切り崩して日本人は食べているということです。預金を切り崩さないためには、生活費を毎年5%削らなければなりません。外貨預金も有効でしょう。株は、毎年6%上がっても、円の価値の下落で、相殺されて0%となります。だからお勧めはできません。もしくは、5%の賃上げを期待するでしょうか。

 以上、日本の未来2024年版になります。政策、対策ともにこれまでのままだとこうなるという予測でした。

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