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住宅は予算の4割引きで買え

先に、住宅価格(実質)が50年で2倍になった話をした(

https://note.com/eizo09/n/nbdf3e9b00230

)。

住宅価格じたいはそんなにかわっていないが、敷地面積が半分になったという話だ。50年後もやはり2倍になると考えるなら、住宅の購入にも工夫がいるだろう。支払いの値段じたいは変わらないとしても、今から35年ローンで住宅を購入すれば、その時には、7割増しの想定価格になっている。資産の運用としては悪くないが、ローンの支払いができるかが問題である。それは、物価の上昇であやしくなる。50年で2倍ということは、年率2%の上昇である。ローンじたいの支払額が変わらなくても、給料が上がらなければ、30年後(例えば)の生活費の支出が難しくなる。食費が5万円だったのが8万円、車の維持費が8万円だったのが12.8万円に、教育費が6万円だったのが、9.6万円になる可能性があるからだ。これだと、この3つの支払いが増えた分は、11.4万円となる。増えても問題がないのならいいが、そう簡単ではないような気がする。ローンの支払い額が12万円なら、それと同じくらいの額が余計にでなければならなくなる。それなら、購入の段階で物価上昇分を考え、相場の6割くらいの物件を買う方が安全だろう。自信がないのであればそれを(安いという意味ではない。小さいという意味だ。今より半分のサイズに近い「2k」のような一軒家だ。)おすすめする。予算が3000万円だったら、1800万円の住宅ということだ。

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