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SIAハーバードビジネススクール特別セッションを終えて見えてきたこと

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。
SIAも順調に進んでおり、講座もいよいよ終わりが見えてきました。
新年一発目の仙台で学んだことについて記します。

前回の講座はこちら

ハーバードビジネススクール特別セッション!

前回の講座から頭を悩ませていたのは、なんと言ってもこちらの講座。
はーばーどびじねすすくーるの生徒とのセッション。。。

大学行っていない私でもハーバードって聞いたらビビりますよ。
しかも、ビジネススクールの生徒さん達と聞いて、資本主義バリバリな世界で生きている(生きていこう)という人達ですよね。

あんまりビビりたくなかったんですが、参加を表明してからかなりビビってました。
2月26日の本番より緊張してたかもです笑。

調べれば余計ビビると思って全然調べなかったんんですが、改めて調べなくて良かったと思いました。

セッションの内容としては、自分の社会課題と、それに対するビジョン・ミッション、そしてそれをどうやって解決していくのかを共有したあとにハーバード生から意見を求めるといいう感じです。

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通訳が一人ついてくれますが、アウェイ感半端ない。この時点で心臓のバクバクがやばい。

事前に通訳の方に資料は送っており、それを元に自分の考えを伝えていきました。自分は話よりも写真や動画をたくさん見せた方が伝わると思い、西和賀の美しい映像や写真をたくさん見せました。

得にも自分が生まれた美しい故郷について、ここで感じている違和感は丁寧に伝えたつもりでした。

とは言え、何を話したかあまり良く覚えていないのですが、伝えた流れは以下です。

テクノロジーの進化で便利になった世の中ですが、知らないところでコントロールされ、自分で決めてる感覚が薄れ、主体性や生きるリアルを失っている世の中、そして自分の故郷もリアルと主体性を失い衰退していってる現実。自然が魅せる一瞬の煌めきと飽きのこないsense of wonder がある西和賀から〈豊かさの再定義をし続ける〉(物質的豊かさ(お金、安心安全)→実践と自然と他者との交歓という豊かさへのシフト)というミッションを通して〈feel the real〉命が喜ぶ故郷を創るというビジョン。

ハーバード生はほとんどがアメリカの方だったので、なかなか地域の主体性や生きるリアルが失われつつあるという点が共感されにくいのではないかと思ってましたが、思いの外、共感され(多分)てたような気がします。

通訳の宮田直人さんがとても素晴らしく、日本全体の問題もセット(自己肯定感の低さ、主体性の薄さ、自殺率の高さ)で伝えていただけたので、本当に直人さんには感謝です。

セッションでは、ほとんど自分が今西和賀でやろうとしているエコツアーについて意見をたくさんいただけました。

企業と組んで人材を送ってもらうとか、都市に戻って実践してもらうとか、コスタリカやアイスランドから学んだほうがいい等の意見をたくさんいただけました。

ただ、自分としてもうまく伝えられなかったのは、来た人にどういう意識変革をしてもらい、どう行動を変えていってもらうかの部分でした。

セッションで見えた部分でしたし、いい宿題をもらえたと思います。

本当に緊張していたのですが、後半はもっといろいろ話したくなってきて、時間切れにはなってしまったのですが、直人さんと最後に日本人の主体性の薄さ、それも一つの理由として地域が衰退していっている現状が話せたことがよかったです。

「後でハーバード生に共有する」と言っていただけ、本当に感謝でした。

終わってから直人さんからメッセージをいただきました。
ビジネスをする理由がコミュニティの為という考え方はまだまだアメリカでは馴染みのない考え方ですが、ビジネスが利益を生み出し、それを最も享受できるのがコミュニティというシステムを学ぶことを通じて彼らも学ぶことがたくさんあったかと思います。私個人としても今の日本に足りない、人々の主体性を取り戻す素晴らしい形だと思います。

思い出してみると、ハーバード生もたくさんうなずいていたので、多分なんとなく共感してもらえた部分があったんだと思います。

言葉が通じない人たちへ自分の考えをぶつけられたのはとてもいい経験で自信になりました。

1ヶ月くらいモヤモヤしていたのが綺麗に晴れた感じでとても清々しい。

とはいえ、これからもSIAは続きます。まだ詰めきれていない箇所(翌日のSIADAY6〜動画発表会)で得られたフィードバックを元にこれからさらにブラッシュアップしていきます。



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