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ナイアシンが効きすぎて不調になりやすい方の4つの特徴

こちらの記事は、↓の栄養療法ラジオの内容を文字に起こしたものです。

どうも管理栄養士の秋山です。


病院で直せない症状や

病院で検査しても原因がよくわからない慢性不調を

解消するための栄養療法のコーチをしています。


この放送は


病気や慢性不調を改善させるために

必要な考え方や栄養の基礎を

元総合病院の管理栄養士が解説しています。


今日のトピックなんですけども、今日は


ナイアシンをサプリで取る前に

必ず知っておいて欲しいこと


という内容でお話ししてみたいと思います。


この放送を聞いていただくと

ナイアシンを安全に使える

可能性が高くなると思いますので


現在、栄養療法やっていて

ナイアシンの調整にちょっと困っているなっていう方や


ナイアシンを試そうと思うけど

ちょっと怖いなって思う方は


聞いていただくと

参考になるかと思いますので


是非最後まで聞いていってください。


基礎知識の話なんですけど


ナイアシンってそもそも何なの?


っていうところから話してくんですけども


ナイアシンていうのは

ビタミンB3という

ビタミンの一種で


精神疾患を抱えている方には

不足が多いと報告がある

ビタミンです


ナイアシンが足りないとどうなるかって言うと


まず、血流が悪くなりやすくなります


そして、体の中でエネルギーがうまく使えくなって


体の修復スピードが遅くなって しまう可能があり


神経やホルモンなどの指令が

スムーズに行きにくくなる可能性がある


などナイアシンが体内で不足すると

健康上のリスクがあります。


ナイアシン不足の方が

ナイアシン不足を解消させると


血流の改善

エネルギー 代謝の活性化

体の修復機能を活性化

神経やホルモンがしっかりと働くようになる


という効果を期待して


ナイアシンをサプリで取るといいよね


っていうのが

結構、栄養療法界隈では広まっていると

思うんですけど


ただナイアシンをサプリで摂るときは

量の調整がむちゃくちゃ難しいんです


量が多すぎると


血流が良くなりすぎて気持ち悪くなったり


エネルギー代謝が良くなりすぎて

逆にエネルギー不足の症状が出てきたり


体の修復スピードが早くなりすぎて

体がだるいのがずっと続いたり


などのデメリットもあるので

かなり量の調整をシビアにしないといけない

栄養素です。


ナイアシンは食事でゆっくり補給すればかなり安全です。


ナイアシンは



などの動物性食品全般に多く含まれているので


動物性食品を多めに取る食生活をしていれば

基本的に不足することってあんまりないんですけど


例えば


卵とか肉とかお魚を食べるのがあんま好きじゃない

苦手で1日1回も食べない

ギリギリ1日1食食べるかどうか


っていう食生活をしている方や


1日1 食か2食食べたらいい方かなっていう

食生活をしている人に関しては


結構不足が見られる栄養素です。


ナイアシン不足は結構最近着目されていて


不足してるなら、サプリで補えばいいじゃん


と思う方も結構いると思うんですけど


サプリで気軽に摂れるが故に

結構問題になっています。


食事で摂れるナイアシンってせいぜい数mgから数十mgしか取れないので

ナイアシンを取りすぎて不調になるってことは

あんまりないんですけど


サプリだと

食事の10倍から100倍の量が取れてしまうので


ナイアシンが効きすぎてしまって


血流良くなりすぎて気持ち悪くなりました

吐き気が出ました

いつもだるいんです

副交換神経優位になって交換神経が全然働きません


という状態になっちゃう可能性があるんです。


ナイアシンを急にたくさん取ると


神経やホルモンがすごく活発に働きすぎて

性格が変わるような方もいるくらい

結構、強力な効果があります。


ナイアシンサプリは、いろんな治療にも使われてるんですけど


いろんな治療の記録見てると

食事から取れる量の 100倍から1000倍ぐらいの量を

試してるケースが多いです。


おそらくなんですけども

医師がかなり厳密に管理しながら調整して

食事から取れる量の100倍から1000倍を勧めていたと思うんです。


この100倍から1000倍の量のサプリを

医師に管理もされていない

自分の健康状態を把握してない方が


ナイアシンを飲むと精神疾患が改善する

メンタルにいいよ


っていう投稿を見て

食事から取れる量の100倍1000倍の量を試して

不調になられた方って


案外少なくないんです。


ナイアシンが効きすぎた時に起こる症状としては


ナイアシンフラッシュがありますが、

これは健康上そこまで問題にはならないケースが多いですが


問題になるのは


吐き気とだるさ

ですね。


ナイアシンを飲んで

吐き気とだるさが起きる方って


ナイアシンの量がすごく多かったり

飲む回数が多かったりします。


大量にナイアシンをとっても平気な方もいますし

少量のナイアシンでも不調になる方もいます


この違いが何なのかなっていうのが気になったので

結構徹底的に調べたんですけど


ナイアシンで吐き気やだるさが出やすい人は

4 つの特徴があるなっていう傾向が見えてきました。


1つ目は、


お水を飲む量が少ない


ナイアシンで不調になった方って

必ずと言っていいほど水を飲む量が少ない傾向があります


サプリメントに共通することなんですけど

体に水が少ない状況でサプリメント大量に取ると

効きすぎます。


要は濃度の問題なんです。


水が体に不足してる状態でサプリメントを入れた時は

ビタミンの濃度が高くなってしまって効きすぎると僕は考えています。


僕がナイアシンを常用している方にアドバイスするのは

体重×30-50mlの水分がコンスタントに取っておいてくださいと

よくお伝えしています。


2つ目は


塩分をあまり取らない方


今まで指導させてもらった方のデータを解析すると

朝測った上の血圧が

110以下の場合は塩分不足の可能性が高い傾向があります。


僕が相談にのってきた方で

ナイアシンで不調になりましたっていう方に共通してるのは

低血圧があるっていうことです。


血圧が元々高い方に関しては

吐き気やだるさも起こらずに使いこなしてる方多いんですけど


逆に血圧が低い人にに関して

ホットフラッシュみたいな症状が出やすい傾向があります。


おそらくナイアシンを取ることによって

血圧が下がってしまったんだと思います


だから元々血圧が高い方に関してはナイアシンががうまくマッチするんですけど


元々血圧が低い方がナイアシンを飲むと

逆にその症状が強くなってしまう傾向が

もしかしたらあるかもしれません。


なので、僕もこれで低血圧になって

結構失敗したことあるんです。


なんで


ナイアシンは

血圧の評価しながら
飲みましょうね


っていうアドバイスを積極的にしています。


3つ目は


タンパク質が不足している方


ナイアシンは血流よくしたり

神経とかホルモンがしっかり働くようにする作用があるので


体の修復をしっかりとスピード アップしてくれる

っていう作用が期待できます。


そうすると


体の修復や回復のために

タンパク質がすごく使われます。


ナイアシンを摂るだけで

タンパク質が大量に使われちゃうんです。


実際にナイアシンをサプリで飲んでいる方の

血液検査をかなりの人数

見させてもらったんですけど


ナイアシンを取り始めて

1〜3ヶ月後に

タンパク質が不足しやすくなる傾向が強くなっていました。


僕はナイアシンを飲むんだったら

最低限、体重か1.5gのタンパク質が取れる状態に
なってから試した方が安全ですよっていうのはよく言ってます。


もちろん専門家とか医師とかが

細かく管理してくれる状況だったら

タンパク質が多少少ない状態でも


タイミングとか量をすごく調整すれば

ナイアシンをうまく使えるかもしれないんですけど


ナイアシンを飲むことによって

タンパク質が 大量に消費されてしまった


っていうことは意外と気づきにくいことで


しかもナイアシンを飲み始めてから

大体1ヶ月から3ヶ月後 にガクンとタンパク質不足の症状が来るので


ナイアシンが原因だと気づきにくいんです。


最後4つ目です。


エネルギー制限しすぎの方です


僕は基礎代謝を元に

この人がこの生活だったらこれぐらいの

エネルギーやカロリーは毎日取らないといけない


という計算してから指導するんですけど


ナイアシンが効きすぎてしまった経験がある方って


生命維持に最低限必要なカロリーである

基礎代謝の 1.3倍のkcalより

少なくなっている方がむちゃくちゃ多いんです。


生命維持に必要なカロリーが最低取れてるか

ちょっと足りてないかぐらいしか取れてないのに


ナイアシンを取ってしまったがゆえに

生命維持に使われていた分のエネルギーが

体の修復とか回復に使われちゃったから


日常生活に支障が出てきちゃったみたいなパターンの人も

います。


そういう経験もあってナイアシンを試したいんです


って方がいらっしゃったら


エネルギーがしっかり取れているか


基礎代謝×1.5から1.7倍のkcalが

毎日取れてるような食生活の方だったら

徐々に試していくてもいいかもしれない


っていう考えなんですけど


それが満たせてない人は

まだ試さない方が長期的に見たら

いいんじゃないでかって


アドバイスをする場合が多いです。


まとめるとナイアシンの過剰症が起こりやすい方の特徴


・水分が不足している

・塩分が不足している

・タンパク質が不足している

・エネルギーが不足している


逆にナイアシンを使いこなしてる人っていうのは


・水をしっかり飲む習慣がある

・塩分が不足しないように血圧を管理しながら生活をしている

・タンパク質が必要量以下にならないようにかなり意識して食べている

・エネルギー不足にならないように制限をしすぎないようにしている


僕が今まで指導させてもらった経験上

そういう傾向があります。


実はコレ

ナイアシンにに限った話じゃなくて

他のビタミンにも同じように


取りすぎると良くないよね

っていうようなことがあります


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どういう条件を整えれば

サプリが安全に使えるか


をかなり深めにお話ししています


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たくさんおられますので、


当日の体調は心配せずにお申し込みください。


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