2021/12/31 曇り

1年が終わる。たった365日、たった12ヶ月。
意固地になっていく、年々。鍵をかけることばかりに慣れたせいだろう。全部に「今は」を脳内でつけることで守られるものなんて大したことないのに。「好き」すらも軽やかに移り変わっていく。久しぶりに見つけた「とびっきり好き」もいつまで続くんだろう。私は油性ペンを持ち合わせていないのである日不意にかすれてしまうのかもしれない。それでいい、そのために今出来る最大限の追い方をしているんだから。誰の考えも借りずにお前の言葉だけで愛を語れ。これは自分への叱咤です。来年もちゃんと自分の「好き」にだけは誠実でいましょう。今年は思い起こせばたくさん「文字」を書いた。note、短歌、二次創作掌編、ラジオのネタメール。バトルにも首をつっこんだが勝率は恐ろしい低さであった。途中で「何のために勝ちたいの?」を突き詰めて考えたら寒々しい気持ちになった。書くにも値しない。採用されなくても伊集院さんに読んでもらえる(ネタを送ってあなたの琴線に触れてみたい、と思うくらいにはこの番組を愛しているというのは本人に表明出来る)という理由で馬鹿力にだけは今後もちょこちょこ送っていきたい。私は別に強くなりたいわけではないのだ。私が書くもので傷付く数少ない人の傷跡を舐めたいだけ。その傷は嫌悪?それとも甘い疼き?どちらでもいい。かさぶたなんてつくらないで、ずっと膿んでいてくれたら嬉しいよ。
さようなら、来年は来年の私だ。そして、来年には来年の愛がある。