pray for


25歳になった。

節目節目に文を認めるのを習慣付けている。

24のうちにかき切ろうと思ったけど間に合わなかった。

24歳は探り探りで必死に周りに食いついていく歳だった。

特別何か書きたいことがあるわけじゃないが。

習慣にしてしまっているので、最近思ったこととか。

一年後には感覚も、思想も思考も何もかも変わってしまっているかもしれないから。

読み返した時に、あぁ、25になりたての時はこんな感じだったのかと思えたらいい。





24歳最後のライブに銀杏BOYZをみた。

尊敬するバンド。誰にどんなバンドが好きなの?と聞かれても必ず名前をあげるバンド。

初めて見た時の光景は鮮明に覚えている。

履歴を見返したら2019年の11月だった。
5年近く前か。

その時の一曲目は「生きたい」だった。
生々しくて、暗くて。ずっと見たかったバンドなのに一曲目から何だか憂鬱になった記憶がある。

その後のライブも最高だったのだが、一曲目の衝撃が忘れられずにここまで来ていた。

5年ぶりの銀杏BOYZ、「生きたい」をライブで聴いた。


感覚がまっったく違った。

生々しさはそのまま、むしろ清く。

ただ、暗さの中にある、少しの希望や、光が見えた気がした。

5年間。大した日数じゃないかもしれないが。
20歳の私と25の私の間には確かに感受性の違いが生まれていたのだ。


明確に、何がどう違うかはわからない。
音楽なんてそんなもんだ。
ただ、ただ何か違った。
受け取る感覚や音や色や匂いや。何もかも。



人は変われるのだろうか。

変わってしまったのだろうか。

変わる必要はあるのか。


銀杏BOYZの峯田さんはMCで
変わらなくていい、そのままでいればいい
って言ってた。

世の中は少しずつ変わる。

その中で自分も変わっていこうとする大人もいる。

銀杏BOYZは、世界をかえることができないやらなんやら。変わらなくてもいいと言ってるくせに、変えようとしてる。

少なからず私の感性は変わった。

変わらなくていいと人を肯定する人ほど。
どこかで、変えたい、変われる事への憧れを抱いているのだろうか。

変えられない事への憎悪や嫌悪感に近い何かも感じている。

思い返せば僕は、そんなバンドばかり好きだ。
変わる必要があったのだろうか。

何かを変えたくて、バンドをやるのだから、
何かを伝えたくて、音楽をやるのだから
そりゃそうか。

僕は何か変われるのだろうか。

憧れる先も、変わりたい先も、
最近はぼんやりとしてきている。
淋しさと漠然とした不安がある。


これが大人になるって事なのだろうか。

どうかこの先も、自分の目に輝いて、綺麗に見えるものだけは減らしたくない。

そこだけは変わりたくない。

なんとなく僕たちは大人になるんだ。



この歳にもなると、結婚の話題が増えてくる。

確実に波ってやつが来てるみたいだ。

不思議と別に焦りは感じていない。

強がりじゃない。本当だ。本当。



少し寂しい。

大好きな友達や、大嫌いだったあいつも。

少しずつ変わっている、

いや、先へ進んでいると言うべきか。

ただ少なからず環境は変わっている。


ここまで変わってる変わってない言いすぎてゲシュタルト崩壊気味だが突き進む。


まぁ何を思っているかって、

周りが変わり始めてるのに自分だけ取り残されていく感覚があるのは事実だ。


だから変わるべきなのかな。とか、変わりたくないな。

とか、ダラダラ考える日々なのである。



恐らく、根本にあるものは誰しも変わらない。

それだけは言い切れる。

その人がこれから培っていく経験や景色が増えていくだけだ。

過去だけは変えられない。

めちゃくちゃ週刊少年ジャンプみたいなこと言うとすれば

未来だけは変えられる。

それだけは不変だ。

ほら。もう何言いたいかわけわかんなくなってきた。



無理やりまとめると、

24だろうが25だろうが、結局自分は変わってないってことだ。

結局なんなんだよって話だけど。

多分これからも死ぬまで色んな葛藤をして、
色んな人と出会って、笑って悲しんでいくのだろう。


25は、もっともっとみんなで、喜びが多い歳にしたいなって思う。



今年はなんか多分生まれてから1番多くの人に祝ってもらえた年なんじゃないかってくらい祝ってもらえた。


めっっっちゃくちゃ嬉しかった。


それだけであってきた人が増えてきたのと、
こいつは一言くらい祝ってやるかって
思ってくれる人が増えたのだろうか。

私は幸せものだ。


あまりにもぐだぐだかいて、自分でも着地点がわからなくなったのでそろそろ終わろうと思う。

なんにせよ、私は多分みんなが思っている以上にみんなのこと好きだし、本当にみんなの幸せを祈っている。

一緒にみんなで今年も笑って過ごせますように。

いつまでたってもドキドキしていたいんだ。

ほな。




p.s.
いつもの日から、またやり直そうと思う。
ギターを持って、ステージに立つ準備をしている。

明確に何かをするかは決まっていないが、
もう少しだけライブハウスに立ちたい。

それでは、今年こそ。

ライブハウスでお会いしましょう。

Acorn、活動再開します。

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