【Wine ワイン】 2018 Lazio IGT Bellone

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2018 Lazio IGT Bellone
ラッツィオ IGT ベッローネ
Lazio / Italy
ラッツィオ州 / イタリア
生産者
Casale del Giglio Bellone
カザー デル ジリオ
葡萄品種
Bellone
初めて聞いたし、見たし、飲んだイタリア、ラッツィオ州の地葡萄「ベッローネ」
イタリアやポルトガルってこんなのがゴロゴロ出てくるんだよな。
ローマから南へ約30kmほど行った海岸近くAnzioに畑があるからか仄かに塩味を感じるワイン。
これから貝類が美味しくなるから一緒に楽しみたい!
造り手情報
インポーターWebより
カザーレ・デル・ジリオ
革新的なワイナリーとして知られる『カザーレ・デル・ジリオ』がラツィオ州南部、ラティーナ県のアグロ・ポンティーノに生まれたのは、1968年のことです。
1932 年に干拓が行われるまで、アグロ・ポンティーノの平原は沼地で、歴史的にマラリアに悩まされた地域でしたが、国策の干拓事業が成功し、現在は水はけが良い砂、粘土、泥土で構成された、ブドウ栽培に適した地域として知られています。
カザーレ・デル・ジリオの現オーナー、アントニオ氏は、ただワイナリーを継承するのではなく、ただ伝統的なラツィオ州の伝統ブドウを栽培するのでは なく、
「この土地から、どんなワインができるだろう...」、
「この海岸に近く、アフリカからの乾いた 風が吹く平野に適したブドウは、いったい何なんだろう…」
というところから始めました。その初歩からの疑問に、イタリアで活躍する栽培学、醸造学の権威を巻き込んで、国際品種、土着品種を含めて 60 品種近くのブドウを集め、場所による差が出な いように実験畑に1列ずつ植樹し、ブドウ品種ごとに収穫、醸造テストを繰り返しました。その結果、導き出されたのが世界の主要品種ともいえる「カベルネ・ソーヴィニョン」、多くのワイン愛好家に愛される優雅な「メルロ」、力強くスパイシーな「シラー」などの国際品種でした。受け継がれた苗を植えかえることはもちろん、この土地の性質を全て出し切るために、ブドウ生育に大きな影響を及ぼす、剪定方法すらも研究し、イタ リアで最も新しいブドウ栽培を目指したのです。
ティレニア海に面した州の海沿いの地域、そしてカベルネ・ソーヴィニョンやメルロー、シラー等の国際品種に適した土地…というと、カリフォルニアや オーストラリアがあげられます。近隣でいえば、まさしくスーペル・トスカーナ( スーパー・タスカン)を生み出したトスカーナ州のワイン生産地域【ボル ゲリ】を彷彿とします。
イタリアワインといえば、やはり土着品種が強く、国際品種や歴史的にその地で受け継がれてきた以外のブドウの生産は未開拓な分野といえます。 そんな保守的なイタリアで、隣接する伝統的なワイン生産地の生産体制に合わせるのではなく、個性的な土地で潜在的なポテンシャルを引き出し、最高品質でコストパフォーマンスの良いワインを生み出すことに注力しています。もちろん、カリフォルニアやオーストラリアでは得られない独自性を併せ持つことに も注力します。
葡萄品種:ベッローネ 100%
ラツィオの土着品種で、古代より沿岸沿いで栽培されてきた品種です。収穫は9月下旬。スキンコンタクトすることでテロワールを表現する個性であるアロマの抽出を促します。ソフトプレス後、先住酵母により自然に発酵を開始し、温度は18-20℃前後、約10-12日間発酵が続きます。
黄金色が勝った黄色をしており、熟成したマンゴーやパパイヤといったトロピカルフルーツの香り。対照的に感じるしっかりとした酸は、このワインが熟成にも適していることを示しています。
口に含むと奥行きを感じ、豊かで持続性のある味わい。ほのかにフローラルさとスパイシーさを持ちます。特徴ともいえるうまみとミネラル感を顕著に感じます。後味は長くしっかりとしています。
魚介のスープや前菜など、旨みをしっかり持つデリケートな味付けのお料理と相乗効果をもたらす良い相性です。

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