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ドイルは、シャルニエと呼び、怒りの弾丸をぶち込んだ。

人気の映画には、続編がつきものだ。しかし、たいがいパート2、パート3と重ねるごとに、悲しいことにつまらなくなる。しかし、例外がこの映画「フレンチコネクション」である。この作品は1話がウィリアム・フリードキン監督がメガホンを撮り、パート2はあの大列車作戦で有名なジョン・フランケンハイマー監督がこの物語を仕上げた。ハードボイルド刑事。ポパイドイルの物語である。

1 話では、フレンチコネクションの大ボス、シャルニエを寸前のところで取り逃がしてしまう。そして、そのシャルニエを追って、フランスのマルセーユまで、ドイルが出張って行くところから、2話目が始まる。ドイルは、シャルニエの覚せい剤の工場を突き止め、潜入するが、敵に落ちて、覚せい剤中毒にされてしまう。ドイル刑事は、生死をさまよう状態にされ、警察署の前で、ドイルを放り出し開放する。

ドイルは覚せい剤中毒の治療を受け、なんとか一命を取り止める。

復習に燃えるドイルは、マルセーユの街を歩き、自分が監禁されていたビルを見つけだすが、またしても、寸前のところで、シャルニエを取り逃がしてしまう。

高跳びするなら…とドイルは、ヨットハーバーに目をつけ、這うようにしてシャルニエの足取りを追う。逃がすな!ドイル。と思わず拳を握りしめたとき、逃げる寸前のところで、ドイルは怒り銃弾を放つ。あの衝撃のラストシーンは、なんど見ても、またリピートしてしまう。怒りと執念を描いたハードボイルドの映画である。

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