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英語の受動態①一発解消!わかりやすく解説!能動態と受動態

「英語の受動態をしっかりと理解したい!」

「能動態と受動態の違いや変換ってどうするの?」

「そもそも受動態がよく分からない・・・」

英語の文法を理解する上で受動態は避けては通れない表現です。

試験の長文でも日常英会話でも受動態はよく使われます。

ほら、いまも!「使われる」

今回は英語の受動態を3回にわたって徹底的に解説していきますので、この機会にぜひマスターしてくださいね!

受動態とは?分かりやすく解説 〇〇する→〇〇される

①The box was opened.

箱が開けられた。

この例文は日本語で「箱を開ける」ではなく、誰かに「開けられた」という表現になっています。

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「する→される 」

・答えを当てられる。

・お菓子が配られる。

・行動を怪しまれる。

・彼女に甘えられる。

・本を売られる。

・服を着せられる

・煙草を吸われる

・ライトで照らされる

分かりやすく言えば「~する」が「~される」「~された」という表現になることを受動態といいます。

ちなみに「~する」の方は能動態といいます。

能動態と受動態

~する:能動態

~される:受動態

英語では

「主語+be動詞+過去分詞」

The box was opened.

で受動態を作ることができます。

もうひとつの例文を見てみましょう。

② This fish was eaten by the cat.    ※ eatenはeatの過去分詞

この魚はネコに食べられた。

例文の場合、「食べる」ではなく「食べられた」という受動態の表現になっていますね。

ちなみに能動態だとThe cat ate this fish. (ネコがこの魚を食べた)となります。  ※ateはeatの過去形

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受動態の「する側」と「される側」

①The box was opened.

箱が開けられた。

②This fish was eaten by the cat.

この魚はネコに食べられた。

①と②はどちらも「~された」という受動態ですが2つの違いが分かりますか?

①は「箱が開けられた」だけなので、誰が開けたかは書かれていません。

ところが、②の例文では「この魚はネコに食べられた。」

「される側」=魚だけでなく、「する側」=ネコも登場している点です。

ネコのせいで魚が食べられたということが分かります。

③My car was crashed by the accident.

私の車は事故で壊れた。

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③の例文も「される側」=車と「する側」=事故、つまり事故が原因で車が壊れたという意味になります。

受動態は基本的には「~される」という部分を作れば成り立っことができますが、②③のように「誰(何)によって」されるのかを必要があれば付け足すことになります。

受動態の作り方は

主語十be動詞十過去分詞ですが、言いかえると

される側十be動詞十過去分詞byする側

になります。

この形は受動態の基本なのでしっかり覚えておきましょうね!!

①の例文を能動態と受動態で見てみると?

能動態:ネコがこの魚を食べた。

受動態:この魚はネコに食べられた。

能動態でも受動態でも内容自体はそんなに変わらなですよね?

じゃあ受動態とはどんなときに使うの?

と疑問に思った人もいるでしょう。

受動態ってどんなときに使うの?

それでは、例文①を使って説明しますね。

A:能動態 The cat ate this fish. (ネコがこの魚を食べた。)

B:受動態 This fish was eaten by the cat. (この魚はネコに食べられた。)

Aの日本語はネコが主語になっています。。

この場合はThe catですね。

一方、BはThis fishが主語になっています。

英語は基本的に主役になるものが主語におかれます。

内容も「この魚はネコに食べられた」と魚が話の中心になっているのが分かると思います。

つまり、受動態は話の中心にしたいものを主語にもってくることで、同じ意味でもニュアンスが違ってくるのです。

受動態は無理して作らない!

では下の日本語を受動態にするとどうなるでしょうか?

母は朝ごはんを作るために6時に起きて、7時に作った。

①My mother got up at six to cook breakfast and did it at seven.

②My mother got up at six to cook breakfast and it was cooked at seven.

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「It(朝ごはん)は7時に作られた」という意味になります。

たしかに、「it was cooked at seven」とうい文法自体は間違っていません。

ただ受動態というのは、話の中心になる人(物)を主語に持ってくるのが基本でしたね?

この場合、最初の文章の主語は「母」でand以降の文ではit (朝ごはん)が主語になっています。

つまり主語が2つになっています。

②の受動態だと最初の文の主語(My mother)と別の人によって朝ごはんが作られたようになってしまうのです。

受動態を使うのは「する側」ではなくて「される側」が話の中心になる場合だけです。

この文全体から主人公は母と思われるので、わざわざ主語を2つにして話をややこしくする必要はありません。

実は、①の文は受動態を使わずに、そのまま言えば OK なのですが、 ついつい無理やり受動態にしてしまいがちなので注意しましょう!

前の文と後ろと文の関係をみて、無理やり受動態にすることのないようにしてくださいね!

ここまで、受動態の基本を学んできましたが、日本語で「~される」という言葉がすべて受動態になるかといえば、そうではないんです。

ここが受動態を間違えやすいポイントです。

例えば、「頭痛に悩まされる」という日本語は「~される」という表現になっていますが、これは実は受動態ではないんです。

なぜか?

続きは受動態②で説明します!

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