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英語の長文の解き方と読み方の秘訣とは?

英語の長文が苦手? 効率的な解き方と読み方

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英語の長文の「解き方」「読み方」が遅くて悩んでいる人のために今回はそのコツをお伝えしたいと思います。

なぜなら、メルマガ読者の方から英語の試験などで出題される長文が苦手で解き方にコツがあったら教えて欲しいという質問がよくきます。

今回はそんな悩みを解決したいと思います。

長文の解き方や読み方が遅い原因とは?

まず、根本的に英語の長文を読むスピードが遅い人がいます。

私の経験上、頭の中で長文を読んでいる(黙読)スピードは

①実際に音読できるスピード

②あなたがリスニングできる限界のスピード

この2つに必ずなります。

①については音読がスムーズにできる人、読むスピードが速ければ速いほど頭の中で長文を読むスピードも速くなります。

音読には口の筋肉や舌の動きなど、いろいろな動きが影響しますが、それプラス読んだ英語の情報処理をするという速度も関係してきます。

さらに長文の中に知らない単語や読み方の分からない単語が出てくるたびに引っかかってしまい、トータル的に読むスピードが遅くなっているのも原因の1つです。

解決策は音読の練習+ボキャブラリーを増やすことが一番効果的です。

音読の練習というのは結果的にリスニング力も同時にアップすることができます。

とういうことは音読の練習をすれば、長文を読むスピードに加えリスニングも上達する効果的な勉強法なのです。

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音読についての詳しい記事はこちらを参考にしてくださいね!

英語の音読で効果的なやり方-リスニングも同時に上達する方法とは?

②については、リスニング力がなければTOEICなどで長文を聞いてもほとんど理解できないことがあります。聞いて理解できない人は
頭の中で読むスピードが速くても、結果的に意味の分からない言葉を唱えているのと同じ状態になってしまいいます。

長文を一切目で見ることなくリスニングのみで理解できるほどになれば、長文を目で見たとき読むスピード(理解力)も速くなります。

解決法はあなたの発音を改善することです。

というのはまず、あなた自身が正しい英語の発音ができていなければ聞き取ることができないんです。カタカナ英語の発音は絶対ダメです。

他の記事でもお伝えしていますが

「あなたが自分の口で発音したことのない音」

「自分が読める・話せる以上に速いスピード」

は聞き取ることができないか聞こえても何を言っているか理解できないんです。

例え知っている単語やフレーズでも聞き逃すことがあります。

そのことについてこちらの記事に詳しく説明しています。

①と②を練習するだけでも英語の長文の読み方はかなり速くなるはずです。

私の教室の生徒さんたちにもこの練習をさせて長文の点数がアップした人がたくさんいます。今までは長文の読み方が遅くて、最後まで問題が解けなかったそうですが、この練習により長文の読み方に余裕が出てきたそうです。

英語の長文の解き方のコツ 問題から読む

英語の長文を解くときまず最初に文章を全部読んでいる人、これは記憶力の良い人でなければ内容をすべて覚えていることはできないと思います。

そうすると問題を解くときにまた読み直すことになってしまい時間の無駄になってしまいますね。

特に試験だと貴重な時間を無駄に使ってしまうことになります。

その点、初めに問題を読んで、ある程度頭に入れておけば英語の長文を読んだときに

「あっ これ問題部分にあったな。」

と反応できます。

最初に長文を全部読んだ後に問題を見て

「あれっ?この内容ってどこに書いてあったっけ?」

とまた長文を読むことは時間のロスになります。

ただ人それぞれ長文の解き方や読み方があるので、最初に長文から読むスタイルの人はこういった解き方もおすすめです。

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Making Notes from Book ca. 2000

長文の段落ごとに小タイトルをつける

英語の長文ってほとんどが段落ごとに何かしら伝えたいテーマがあるんです。

例えば、下のようなテーマの長文があったとします。

1段落目…環境汚染についての問題

2段落目…環境汚染が与える影響

3段落目…環境汚染の解決策

4段落目…結論・まとめ

長文を段落ごとに分けて、小タイトルやメモをつけておくのもおすすめです。

パッ見てどこに何がどんな内容が書いてあったかおおよその検討がつけられるので探す時間を短縮できます。

例えばこんな感じです。

1段落目…どんな問題か

2段落目…何に影響しているか

3段落目…解決策を簡潔に

4段落目…結論は〇〇

上記のように簡単でいいので段落ごとにメモを書いておけば問題を解くときに、どこにどんな内容が書いてあったかすぐに読み返すことができるんです。

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長文の選択問題の解き方

問題の解いたとき余裕があれば正しい答えだけではなく、他の回答はどこが間違っているのか。そこまで分かれば消去法で回答率がグッとあがります。

勘や当てずっぽうで「これでいいや」という解き方はやめましょう。

もし選択問題で正解が分からなければ間違っているものを消去していき、正解率を少しでも上げて回答を選択しましょう。

そのためにも単語・文法の知識は重要です。基本的な英単語や文法を知らないと、どんなテクニックを使っても長文の解き方というのは難しくなります。

分からない単語が出てきた時の対処法とは?

英語の長文ともなれば、必ず知らない英単語が出てきますね。

「全部知っている単語だよ」って人は素晴らしい語彙力です!!

私も英字新聞を読むとき今だに知らない単語はたくさんあります。

これって日本語だってそうじゃないですか?

国語辞典に載っているすべての言葉を知っている人なんて私は見たことありません。

でも国語の問題は解けますよね?

普段の会話だって全然困ることはありません。

では、もし長文の中に知らない単語が出てきたらどうすればいいのでしょうか?

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一番おすすめなのは文脈から推測することです。

その単語1つでは意味が分からなくても前後の文脈を理解していれば大体の予測はできます。

他の単語が分かれば、その単語が含まれている英文の7割は内容が理解できるはずです。

例えば、環境汚染がテーマの長文だったらその内容に関係する単語だと分かります。

さらに専門用語や固有名詞など普段使わないような単語が出てきたら、ほぼその長文のテーマに関係している意味になります。

また、その単語が何度も出てくるような場合なら重要な単語と予測できます。

そんなときはその単語が「いい意味」か「悪い意味」かを推測するんです。

出題者もその単語1つが分からないからといって解けないような問題は出さないはずです。難しい単語は基本的に出題者が「推測しろ」と言っていると考えてください。

単語をたくさん覚えれば覚えるほど「長文が楽になる!」そう思っているあなた。

それは違います。もちろんある程度の単語力は必要ですが、それ以上になってくるとどこまで覚えればいいのかキリがありませんね。

ある程度、英単語を覚えたら後は長文を読んで「単語推測力」という力が必要になってきます。

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長文の解き方、読み方のまとめ

最後に長文は読めば読むほど力がつくわけではありません。長文は量ではなく質が大切です。

一つの長文をじっくり読んで、完全に理解できるまで何度もやってみましょう。すると、だんだん単語推測力がついてきます。

最初に問題を解く時は本番の試験のように自分の力だけで解いてください。そしてその長文を復習するの時は辞書や単語帳を使ってじっくり読み直すことで

より長文に対する理解度が増していきますよ♪

私も昔そうやって勉強してきました。今はいい教材がたくさんあって本当に羨ましいです!

復習をしっかりやれば長文にも慣れてきます。

頑張って挑戦してくださいね!!

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