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英語の文型(第4・第5文型)の見分け方を分かりやすく説明!

前回の記事では英文法の基本となる第1文型から第3文型までの見分け方を勉強してきました。

例文を使って1つずつ、分かりやすく説明したので理解できたと思います。

今回はその続きの第4、第5文型の見分け方についてお伝えしていきますね!!

目的語と補語の見分け方 復習

その前に、目的語と補語の見分け方の復習です!

では、問題です。

以下の文の補語、目的語は見分けがつきますか?

「主語S =補語C」が成り立つか考えながら見分けてみましよう。

①Did you come to my house?

あなたは私の家に来ましたか?

② I am glad to see you !

私はあなたに会えてうれしい!

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③We became high school student.

私たちは高校生になった。

④She has a a lot of books.

彼女はたくさんの本を持っている。

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どうですか?

分かりましたか?

では、主語=補語が成り立つかどうか見てみましょう!

①あなた=私の家×←ちょっと意味が変ですね?

②私は=うれしい!〇

③私たち=高校生〇

④彼女=たくさんの本× ←これも変ですね

答えは、①④が目的語で②③が補語になります。

さて、ここまで3つの文型の見分け方をお伝えしましたが、いかがしたか?

1つずつ確実に理解していけば、英文法ってそんなに難しくないんです。

第1文型:主語S+動詞V

第2文型:主語S+動詞V+補語C

第3文型:主語S+動詞V+目的語O

英文法も数学のように、基本を理解しないまま進んでいくと途中で分からなくなってしまいますが、基本をしつかりおさえていけば、それほど難しくありません。

第4文型【主語S+動詞V+目的語0+目的語O】

第4文型の形は「主語S+動詞V+目的語0十目的語0」といったように 目的語が2つ続く文型になります。

前回、目的語と補語のかんたんな見分け方をお伝えしたので、どれが目的語になるかはわかりますね?

He bought me a present.

彼は私にプレゼントを買ってくれた。

※boughtはbuy買うの過去形

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この文を見てみると動詞boughtの後にmeとa presentの2つの名詞が並んでいます。

これは「目的語と補語」のどちらになるでしようか?

目的語と補語の見分け方はこちら

理解度200%!!英語5文型一覧と見分け方を例文で分かりやすく説明!

主語=補語の公式に当てはめてみましよう。

彼=私×

彼=プレゼント×

う~ん、どちらも意味が通りませんね~

ということは「me」も「a present」も目的語ということになりますね!

動詞の後に目的語が2つ続くのは「~が~に移動する」というイメージを持ってください。

先ほどの例文で考えてみると

He bought me a present.

彼は私にプレゼントを買ってくれた。

彼がプレゼントを買って、それが私のものになった。

プレゼントが私のところに移動したというイメージを持ってください。

I take him to the station everyday.

私は毎日彼を駅に連れて行く。

目的語は動詞takeの後にくつついている「him」と「the station」です。

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この場合「彼を駅に連れていく」=「彼が(を)駅に移動する」というイメージです。

主語S+動詞V+目的語O+目的語O

第4文型の目的語は

最初の目的語が(人など)、その後の目的語が(物など)という順番が基本なので覚えておきましょう!

主語S+動詞V+人+物

She gave me some money.

彼女は私にお金くれた。

※ gaveはgiveの過去形

彼女のお金が私に移動したいうイメージです。

この場合も、主語She+動詞gave+目的語(人) me+目的語(物) some money というように、目的語は人→物の順番ですね。

この順番を知っておくと、あなたが試験などで英文を作るときに役立ちます。

しかし前置詞を使うことで人と物の語順を入れ替わることもあります。

話の内容から何に重点を置いているかで、語順が変わってきます。

①My father gave me some money.

お父さんが私にお小遣いをくれた。

②My father gave some money to me.

お父さんがお小遣いを私にくれた。

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①はSVOOの第4文型で、私にくれたのは何なのかという点に話の中心がおかれています。

②は前置詞toの後にmeを続けることで、お小遣いをあげたのは誰なのかという点が中心となっています。

このように、協調したいことが変わることで「人→物」から「物→人」になることがあります。

このように語順で微妙なニュアンスが違ってきますので、そのときどちらを強調したいかで使いわけることができます。

第4文型は以上になりますが理解できましたか?

では次が最後の第5文型になります。

第5文型【主語S+動詞V+目的語O+補語C 】

ここまで英語の第1から第4文型までの見分け方と使い方をお伝えしてきましたが、基本的な文型は第5文型が最後になります。

複雑そうに見える英語の文型も基本的には5つの文型だけで成り立っているんですね。

その他の英文法も、この5つの基本文型をしつかり理解してから進めば怖くありません!

では、最後の第5文型に進みましよう!

I got a new car cheap.

私は新車を安く買った。

※ gotはgetの過去形

この場合、動詞gotの後に「名詞: a new car新車」と「形容詞:cheap安い」がくっついていますね?

cheapはその前のa new carについてどのようなものかを説明しています。

つまり、a new car新車は=cheap安いという関係になっています。

目的語について説明をする単語も「補語」になります。

前回お伝えした「第2文型:主語S+動詞V+補語C」の場合は、主語を説明するための補語をでしたね?

「主語=補語」が成り立つ公式でしたね。

第5文型は「目的語0 =補語C」が成り立ちます。

a new car新車=cheap安い

そして補語になるのは第2文型と同じように「形容詞」か「名詞」になります。

形容詞の見分け方は前回の記事をご覧くださいね!

では例文を見てみましよう。

①My mother made me a breakfast.

母は私に朝ごはんを作ってくれた。

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② Our teacher made him captain.

先生は彼をキャプテンにした。

③He made a noise loudly.

彼は大きな物音を立てた。

①の動詞の後にくっついているmeとa breakfastですが、a breakfastが補語なら目的語の meについて説明する働きになっているはずです。

ここで役立つのが、補語=目的語の公式です。

これが成り立てば、a breakfastは補語ということになります。

me私は= a breakfast朝ごはん×

「私は朝ごはん」ってなんだか文章がおかしいですよね?

ということはa breakfastは補語ではなく目的語になります。

①は第4文型の「主語S+動詞V+目的語O+目的語O」ということになります。

では②はどうでしよう。

②Our teacher made him captain.

先生は彼をキャプテンにした。

動詞madeの後にくっついているのはhimとcaptainです。

補語=目的語が成り立てばOKです。

him彼=captainキャプテン〇

「彼はキャプテン」という意味が成り立ちますね?

ということはcaptainは補語ということになります。

②はSVOCの第5文型になります。

③He made a noise loudly.

彼は大きな物音を立てた。

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③はnoiseとloudlyの関係はどうでしようか?

noise物音=loudly大きい〇

「物音が大きい」という意味が通りますので目的語=補語の公式が成り立ちます。

なので、この場合のloudlyは補語になります。

③もSVOCの第5文型になります。

英語文型のまとめ

これまで英語の5つの文型をお伝えしましたが、いかがでしたでしようか?

最後に各文型を復習をしてみましょう!

第1文型:主語+動詞SV

第2文型:主語+動詞+補語SVC

第3文型:主語+動詞+目的語SVO

第4文型:主語+動詞+目的語+目的語SVOO

第5文型:主語+動詞+目的語+補語SVOC

どの型も英語はまず主語が来て動詞がくることは変わりません。

その次に補語か目的語がくっついてきます。

・動詞の次に目的語がきたら、 その次はもう一度目的語か、 もしくは補語がきます。

・補語か目的語の違いの見分け方は「主語=補語」で意味が通れば補語になります。

意味が通らなければ目的語になります。

今回お伝えした基本の5つの文型はこれから英語の文法を学んでいく最初のステップです。

一番基礎となる形なので、ここをしつかりおさえて次のステップに進んできましよう!


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