英語の音読回数は一日どのくらいが効果的?
英語の学習法で一番効果があるのが⾳読です。
⾳読はとても重要視されているので知っている人もいるかもしれませんね。
では「なぜ音読が英語学習において効果的なのか」
そして「効率的な音読の方法」をご紹介したいと思います。
理由も知らないで「とにかく効果がある」というよりも「なぜ音読が効果的なのか」という理由を知っていた方が納得して学習できるはずです。
「音読の回数は一日にどのくらい読めば最も効果があるのか」知っておくと英語のレベルアップするスピードに差がつくのでぜひ読んでみてくださいね!
英語の黙読の危険性とは?
⾳読が英語学習に効果的といわれる理由の1つに英語の⽂章と意味がダイレクトに結びつけられるというメリットがあります。
どういうことか説明しますね。
「 Reading aloud will help you improve your English 」という文章があります。
「音読すると英語がうまくなるよ」
これを黙読してみるとどうなるでしょうか。
黙読するときにほとんどの人は頭の中で⽇本語に訳しながら読む傾向があります。
Reading aloud という部分で「音読」と訳し、will help you という部分で「あなたを助ける」と訳し、improve your English で「英語の上達」と訳し、といった具合です。
あなたもこのようにして読んでませんか?
英⽂を黙読したときに頭の中で和訳してしまうのは仕方がないことなんです。
だけど、こんな風に⽇本語訳にその都度、訳しながら読む学習をしていると、いつまでたっても英語を英語のまま理解することはできません。
英語を⽇本語に訳すスピードが早くなっただけで「わかったような気がする」という状態は危険です。
そこで、⾳読の出番です!
テキストなどの英語の文章を声に出して読むとき、どういう状態か分かりますか?
声に出して読んでいるときも、あなたの頭の中では黙読と同じように日本語訳をしているでしょうか?
おそらくやっていないと思います。
⽇本語訳ではなくて、イメージ(意味)を直接結び付けているはずです。
なぜなら、英語を音読しながら同時進行で⽇本語訳をすることは、むしろ難しいからなんです。
⾳読しているときに脳が同時進行でできること、それは「イメージ」です。
試しに英文を⾳読してみてください。
「He can speak French and German」
どうですか?
あなたの意識は「英⽂」だけに集中しているのではないでしょうか。
同時に和訳は、ほとんどできないはずです。
⾳読というのは単語が持つイメージが直接結びつくというメリットがあります。
音読の回数を重ねれば黙読のときに和訳するというデメリットを除くことができるんですね。
ただし、英⽂と意味(イメージ)を結ぶためには、意味を理解していないといけません。
まったく意味の分からない英文の⾳読回数を重ねても効果はありません。
とりあえず声に出せばいいということではないんです。
音読する英文の英単語、⽂法、フレーズなど、基本的な意味を理解しているのが前提になります。
なので音読をする文章の単語や文法がわからない場合は、あらかじめ辞書などで調べておき、意味がすでにわかっている状態にして⾳読をしてくださいね。
音読の回数を重ねれば和訳をせずに英語を英語で理解できるようになってきます。
⾳読の効果的な3つの学習⽅法とは?
⾳読するときに意識するポイントは3つあります。
これが一番大事です。
↓↓↓↓
⾳読を⾏う前に、必ず音声を聞いてネイティブが発音する音になるべく近い発音ができるようになるまで何回も練習しましょう。
練習方法としては、まずシャドーイングを行って、慣れてきたらオーバーラッピングに切り替えます。
シャドーイングというのは、英語を聞きながら、その聞いた音を影のように追いかけて読むという練習方法です。
ポイントはあくまで耳だけを頼りに真似をすること。
最初はテキストを見ずに聞こえた音をそのまま言ってみましょう。
オーバーラッピングというのは、英文を見ながら音声と同時にかぶせながら音読することです。
この練習をしないで、いきなり英⽂を読んでも発⾳やイントネーション、アクセントなどが自分流になってしまいます。
ネイティブの正しい発⾳やイントネーションを知らずに一日の音読の回数を増やしても上達しません。
最初にお手本の⾳声に合わせて声に出しておけば、発⾳のポイントが分かり不安がなくなります。
そして⾃信をもって英語を発音できるようになります。
これは学校でもあまりやってない学習法です。
いきなり⽣徒さんに教科書の英文を⾳読させている先生が多いようですが、これではせっかくの音読が台無しです。
おすすめは何度もネイティブの正しい発音を聞いて覚えたあとに音読することです。
その結果、音読だけでなく同時にリスニング力も確実にアップしています。
⾳読はとても効果がある学習方法ですが、実はその前のシャドーイングやオーバーラッピングに多くの時間を使うべきなんです。
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英文の内容をあらかじめ理解しておく
⾳読は英⽂と内容(イメージ)を日本語を介さずに結びつけることです。
なので音読する英文の内容はしっかり理解していないと意味がありません。
分からない単語や文法があっては効果が薄れてしまいます。
そしてシャドーイングとオーバーラッピング
の練習をして、正しい発⾳やイントネーションを身につけます。
よく分からない英文をひたすら読んで練習する人がいますが、正しい学習方法は音読は「仕上げ」として行うということを忘れないでくださいね。
また、ただ単に英⽂を声に出すだけというのも効果がありません。
英⽂を声に出して読むときは、必ずその内容をイメージしながら読んでください。
読みながら「ふむふむなるほど」と内容を理解していくイメージです。感情を込めて読むのも効果的です。
そうすることで英語とそのイメージがつながり、日本語訳をしなくても英語を英語のまま理解できるようになります。
必ず音声付きの英文を用意する
⾳読に使う教材は必ずネイティブの⾳声付きのものを選んでくださいね。
⾳声がついていない教材は正しい発音が分からないのでおすすめしません。
英文のレベルはどのくらいがいいのでしょうか?
それは⽇本語訳に頼らずに英⽂の内容が大体理解できるくらいの教材がおすすめです。
英⽂の中の単語や⽂法が極端に難しいと思うような英⽂は良くありません。
難しい英⽂だと英語を音読した時にイメージができないと思いませんか?
イメージできないと⾳読の効果が低くなってしまうんです。
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一日の音読の回数はどのくらいがいいの?
「英語の音読って一日にどのくらいの回数がいいのか?」
まず、人それぞれレベルによって⾳読の練習量が違うということです。
初心者の人は、⾳読が英語学習の中⼼になるので、必然的に読む回数は多くなります。
中級者までレベルが上がってくると、⾳読以外の学習もやらなければならないので、音読回数はは少なくなります。
それでは初心者の1⽇の音読回数はどのくらいが効果的なのでしょうか。
それはズバリ一日20回〜30回がベストです。
初心者の一日の⾳読回数は、1⽇20回以上が目安になります。
それはなぜか?
初心者の人が1⽇に学習する英⽂の量は大体限られています。 平均で学習している英⽂を⾳読するとそんなに長い長文でなければ約1分くらいで読み終えることができます。
ということは30分間で⾳読できる回数は30回くらいになります。
「何回読む」と回数を決めるのではなく、一日何分間、⾳読ができるかを考えるのです。
30分という時間にはもう一つの理由があります。
この30分という練習時間は人間が一番集中できるベストな時間なんです。
これ以上の時間頑張って練習しても、だんだん集中⼒がなくなります。
そして辛いことは継続できないのが人間なんです。
逆に、30分よりも音読の時間が短いと効果があまりありません。
自分の上達するスピードが遅いと「ほんとにレベルアップしてるのかな?」と不安になってきてモチベーションが保てなくなります。
少なすぎる学習時間というのも、継続が難しくなるんです。
以上のことから英語の音読の一日の回数は約30回(30分相当)がベストなわけです。
ちなみにその30分間の中には、シャドーイングやオーバーラッピングの練習時間も含みます。
要するに
「英語を声に出す練習を一日30分毎日やり続ける」ということが大切になってきます。
英語が身につかないのはアウトプットの量が足りないから、最近はスマホのアプリでも英語をアウトプットできる学習ができます。
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