ギターの先生は大変だ。

大学の時、先輩からよく
「ご飯奢るから和声の宿題教えて〜」
と言われてたんですが、
その時に説明しながら進めていくと、
あれは何だこれはどういう意味だとわからない事が出てくる訳です。
私は「わからない事がわからない」
というワードを出す訳ですよ。
これって、講師になってから絶対に言ってはいけないNGワードな訳です。

じゃあ今講師となってどういう変化をしたかといいますと、
「わからない事は相手の気持ちになって考える」です。

例えば、コードを押さえた際に、音が綺麗に鳴らないとします。
何故鳴らないのかを一緒に考えます。
単純に押さえている指の圧なのか、はたまた指が寝てしまって他の弦に当たってしまっているのか、等。
見た目でわからない場合は、私も生徒さんと同じ押さえ方のフォームにして原因を追求して解決できる方向にいく様努めています。

よく「コードを押さえるコツ」みたいに謳っているサイトだったり動画だったりで、
「指を立てる」
と大雑把な説明で済ませるものがよくありますが、実際は

「腕の捻りと角度を利用して指を立てた状態にする」

と言った方が正しいかとは思います。それでも言い方は大雑把ですがね笑

自分の力のみで何とかしようとしても指が痛くなるだけで鳴るものも鳴らないし、
もし鳴ったとしても1曲でスタミナは切れ、ライブなんて出来たもんじゃないです。
腕の捻りや角度を利用して、ギター側の力も利用するのが良いと思います。
文章で説明するのは些か難しいですが、
「自分ばかり気持ちを伝えないで、ギターの気持ちも考えて一緒に音を出す」と。
まぁ、恋愛と一緒ですね笑

生徒さんも何で音が出ないのか悩んでいる人も居れば、コードを追うので精一杯の方もおりますので、そこはコミュニケーションを取りながら段階を踏んで一つずつ解決できる様に私は務めていますね。
動画やサイトを見てるとたまに初心者の方を置いてけぼりにする様なものもありますので、
「こうやって(どうやって?)」
「ここに(どこに?)」
みたいなツッコミが観ている人には感じるわけですよね。
なのでなるべくどこをどのようにするのかを一語一句説明するように心がけています。

てな感じで生徒ファーストのワタクシ。
これからも頑張りますよ〜ぅ!

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