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何度目かの神戸アンパンマンミュージアム

山本英晶です。36歳のおじさんです。
一人娘と日々遊び闘い、のんびりしている父でもあります。
先日、人生で何度目かのアンパンマンミュージアム神戸へ行ってきました。
正式な名称は『神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール』です。いまだにちゃんと覚える気が出ません。長いて。
4歳へと邁進する娘はどんどん世界を知り、ポケモンを知り、シナモロールを知り、パウ・パトロールを知り、それらのおもちゃの所有を熱望しています。ただ、なんでもかんでもということもなく、娘なりの何かで選別が行われていますが、それでも部屋はおもちゃで文字通りあふれています。
最近では様々なおもちゃを組み合わせて遊ぶようになり、先日はロッキーのクリーンクルーザーをとなりのトトロのメイちゃんが運転していました。年齢のことを置いておいても、なんとなくアレックスより危ない気がする。
そのような日々の中でもアンパンマンは物心ついたころからの最強の相棒であり、いまでもガチャガチャを見かけては回しています。いっそ機械をレンタルして中身を原価で仕入れたいものです。
そんな娘に、特に何の計画もないままどこか行きたいところはあるかね、ポケモンセンターとか水族館とか動物園とか、と尋ねたところ「あんぱんまんみゅーじあむ」との回答があり、前日午後の時点で幸いチケットも買えたのでいけいけレッツゴーの運びとなりました。


娘は乗り物が好きで、パウ・パトロールも働く乗り物とそのギミックを楽しんでいる節があります。これまでに自家用車でぶーんと行ったこともありましたが、現在山陽道の下りが一部通行止めと聞き、せっかくなので妻と娘とタクシーに乗り、岡山駅から新幹線に乗り、新神戸駅につきました。
ちなみに写真のネコのぬいぐるみは当初持っていく予定はなく、タクシーの待ち合わせ場所についた途端「もってく」と娘がいうので僕が家まで走って取りに帰りました。10回のおでかけで11回は取りに帰ります。つまり1回のおでかけで2回取りに帰りうるということです。
ちなみに以前のアンパンマンミュージアム旅行は一泊が前提でしたが、娘も大きくなって体力もつき、今では日帰りでも日常生活に影響なく行って帰れます。育つと親は楽になる、というのは助かるのですが、すこし寂しくもあります。


新神戸駅からは、周遊バスでポートタワー周辺まで向かいました。田舎育ちの僕は広い街を見るといつもわくわくします。


しばらくベールに包まれていたポートタワーがだいぶお目見えしていましたが、さてはて前がどんなだったか、なにがどうなったのか。もはや上に伸びている可能性もあります。
それとお日柄がよかったのかホテルや船の上で結婚式が行われていて、撮影用とおぼしきドローンも空を飛んでいました。開発された技術がおめでたいイベントに使われるくらいに平和なことはありません。


途中どんぐり共和国にも入国しつつ、ソフトクリームも買いつつ、さらに腹ごしらえとアンパンマンのパンを買いました。いつも娘はフードコートのうどんを好むのですがこの日はめずらしくパンにするとのことで、お上りさん感を楽しんでいました。そして早速だだんだんとあんぱんまん号のおもちゃを買っていました。開けるのは帰ってからのお楽しみにしてもらいました。


ミュージアム内に入り滑り台ループを25回ほど楽しんだ後(靴を脱いで滑りをよくしたうえでほんとに延々滑る)アンパンマンショーを見た娘は「アンパンマン○○ちゃんのところにきた」と満足気でした。ファジアーノ岡山の試合後、選手に向かって手を振っていたら手を振り返してくれた気がして嬉しかったのを思い出しました。ショーではお父さんお母さんたちもとても盛り上がっていました。「こどもミュージアム」は、大人も童心に戻るというのも含んだ名前なのかもしれません。僕も娘を抱っこしながらリズムにノリノリでした。


それからちょっと遊んだあと「ぜんぶねむい」とのことで(眠さの限界がやってまいりました、の意)、抱っこしてお散歩していたら本当にすぐ寝てしまい、かもめりあのベンチをしばらくお借りしました。目が覚めてもアンパンマンミュージアムにすぐ近くで、とても嬉しがっていました。そして最後の一人になるまで(ほんとに毎回最後の一人として出る)アンパンマンミュージアムを楽しんでいました。


17:00にアンパンマンミュージアムが閉じたので晩ご飯は帰ってからかな、と思っていると「なんかたべたいものない?」と娘が聞くので(腹が減ったのだがこの近辺に私の食べたいものは何かないのか父母で探して私にプレゼンテーションしたまへ、の意)、妻の提案で「ぼてぢゅう」というお店に行きました。焼きそばもお好み焼きもおいしかったのですが、娘はたこ焼きをバクバク食べていました。こういう日はバランスの取れた食事を潔く諦めるのが肝心です。

バス停そばの式場では、レストランの演出なのかズンズンばっしゃばっしゃと音楽に合わせて噴水のライトアップショーが行われていて、娘は門にへばりついて見ていました。
そしてぐるっと神戸の夜の姿を見ながら、バスで新神戸駅に戻りました。駅のすぐそばの山ではまだロープウェーが動いていて、きれいでした。
帰って早速、だだんだんとあんぱんまん号で遊びました。娘はだだんだんに新しいツノを生やしていました。「こうしたらもっとおもしろいんじゃないか」をたくさん大切にしながら、これからも生きていってほしいです。
遊んだあとにおもちゃを片付けるのも、追々身につけていってほしいです。


ここまでご覧くださった方、ありがとうございます。嬉しいです。
きっとこれから娘の行動範囲が広がるごとに、いろんなことを知るごとに、いろんなことが過去になっていくし、アンパンマンも僕もやがて過去になっていくのだろうと思います。
いまを楽しみつつずんずんと前に進んでいく娘が行きたいと思える場所に、また一緒に行けたらいいなと思います。


(了)

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