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英語エンターテインメントエッセイ「英語のそこのところ」

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Native English Speakerはどうしてwhy を連発するの?  なんで、a やthe にこだわるの?  日本人にとって理解しにくい英語の感覚は、実はNative…
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#中村雄二郎

著者 徳田孝一郎からのご挨拶

 拙著「英語の国の兵衛門」が上梓されたのは、2008年のこと。  なんとなく知ってはいるが、使いこなせてはいない英文法を使えるものにできる、ドタバタが面白いと、読者の方にはずいぶんとお褒めいただいた。面映い限りで、ちょっとほめ過ぎだよと思ったが、実際はまんざらではない(笑)  調子に乗って第2弾を、と自分も思っていたし、版元からも次の本のネタはないかと言われていたのだが、好事魔多しとはよく言ったもので、突然版元が解散してしまい第2弾は立ち消えとなってしまった。  やる気が

どうぞエポケーを「英語のそこのところ」第119回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2016年10月13日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  学校は何も教えてくれない! なんて歌詞がありましたが、私は大学で学んだことのおかげで、生きて来られたな、と思うことが多々あります。その中でも大切にしているのが「エポケー」。Native English Speakerとの付き合いにも、仕事にも役立っています。今回はそれを恩師の中村雄二郎教授に教えて

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第44回 我々は議論に慣れてない(by ドストエフスキー)

刊行開始! 「ESM Practice 実践英語・英会話力トレーニングドリル1 時制と助動詞 オープン問題」 English Sentence Maker 実践英語・英会話力養成テキスト第1巻~第4巻で、英語の時制・助動詞というエンジン部分の解説を終了しましたので、トレーニングドリルを刊行します。  had + pp,、過去形、have +pp、現在形、be + Ving、will、などの時制や、助動詞をどういう判断基準で使うかは理解した(している)。でも、それを使う機会が

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慧眼 「英語のそこのところ」 第52回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2014年11月20日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  ボジョレーヌーボーで騒ぐのをNative English Speakerにばかにされたときの話です。(著者) 【本文】 「自然と溶け合って生きてたい感覚があるからねぇ」  教授は口元にたくわえた髭をしごきながら言う。 「自然と溶け合ってですか?」  教授の左側に陣取って、最近の『ボジョレー・ヌー

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シンボリズム? 「英語のそこのところ」第100回

【前書き】 今回、投稿するエッセイは7年前の2016年1月21日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。  饒舌は銀、沈黙は金と日本ではよく言われますが、Native English Speakerの世界では反対です。というか、沈黙していると組織に貢献していないと断罪されることすらあります。そういう世界で育ってきているNative English Speakerはとにかく話すことが重要ということがありまし

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