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永楽堂のパンで名古屋の喫茶店文化を守り、人々のコミュニティを築きたい

みなさんこんにちは。永楽堂の広報チームです。

早速今月からnoteを通じて永楽堂の商品開発の話や、働く人を紹介していきたいと思います!

まず第1弾として入社7年目の商品企画部 高野さんに話を伺いました。

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高野 仁美
商品企画部責任者・営業。新卒で入社し現在7年目。趣味はカフェ巡りでパン情報をリサーチしている。

ーーもともとパン業界に興味があって入社されたのですか?

実はそうではないんです!商品企画の仕事に興味があり、食品を始めさまざまな業界を検討していました。

就職説明会でたまたま永楽堂と出会い、代表の近藤と話したときに自分がやりたいことを実現できそうなイメージが湧いたので入社を決めました。

ーー高野さんは永楽堂のInstargamを運用されていますよね。そこでも高野さんのアイデアが発揮されているなと感じます。企画の仕事に興味をもったきっかけは何ですか?

高野さん発案
Instagramで取引先のお店紹介企画

大学時代にファシリテーション研究というゼミに所属していて、仲間と一緒にイベントやワークショップの企画の経験をしました。そこで色んな人とアイデアを出し合い、1つのアウトプットへ繋げるプロセスが楽しいと感じたんです。

ーー未経験でパン業界に入って驚いたことはありますか?

町のパン屋さんのパンと、業務用パンは作り方が全然ちがって驚きました!また業務用のパンは想像以上に手間暇かけて製造されていることも驚きました。永楽堂のパンだと乳酸菌や酵素などを使い、おいしくするために様々な計算が施されています。

パン作りは生物と科学の世界だと感じました…!

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酵素などを含んだパン生地

多部署を経験してきたからこそわかる お客さま目線の提案

実は、入社してすぐは商品企画に配属ではなく、店舗運営 → 営業 → 商品企画…と部署を転々としてきました。

ーー高野さんはコミュニケーション能力が高いので営業も向いてそうですね!

ありがとうございます(照)初めて知る業界のルールや常識に戸惑うこともありましたが、お客さまと密にお話できるのが非常に楽しい仕事です。

ーーそうしてやっと商品企画に配属になったんですね。

そうですね。営業時代に直接お客さまからお悩みを伺っていた経験は、今の商品企画に活きていると思います。

新商品などのアイデアを出す企画会議では、営業 × 製品企画 × 商品企画 の3部署それぞれの目線で意見を出し合っています。

わたしの所属する商品企画は「お客さまが求めているもの」や「商品の魅力の伝え方・見せ方」にこだわってアイデアを出します。

一方、製品企画はパンづくりのプロとして「お客さまに喜んでもらえる商品がどうしたら実現できるか」「機械で効率よく製造できるか」などを考えます。

営業は「お客様が購入しやすい価格はどのくらいか」「具体的にどんなお客さまが喜んでくれそうか」という視点で意見を出します。

ーー営業の経験があったからこそ、特に高野さんはお客さま目線で考えられるんですね。

時には想いが熱くなり意見がぶつかるときもありますが、代表は年齢・立場関係なく意見を聞いてくれるので、みんなで作り上げている感覚はありますね!

パンを通して人々のコミュニティを築きたい

ーー商品企画部としてこれからやっていきたいことはありますか?

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永楽堂の魅力が伝わるように、お客さま目線に立った情報発信に力を入れていきたいです。

これまでの永楽堂はどちらかというと職人気質で「いいものを作っていれば届くんだ!」というスタンスでした。

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わたしも自信をもって永楽堂のパンはおいしいと言えるのですが、今の時代たくさん情報が溢れているので、いいものをつくっているだけではお客さまに伝わらないんじゃないか…。そう思い、初めて商品企画部が立ち上がったんです。

また、お客さまが永楽堂の商品をおいしく活用できるようにInstagramなどのSNSやWebサイトでアイデアや情報を発信しています。

ーー永楽堂のパンのおいしさについても教えてください。

1つは「しっかり小麦の味がする、味が濃い」です。

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お客さまの中には「本物のパンだ!」という感想をくれる方もいて。発酵と熟成という一手間工程を挟んでいるからこそ、小麦本来の甘みが感じられます。

2つめは「しっとり、みずみずしい」です。

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パンはどうしても、焼きあがった瞬間から水分が蒸発し徐々に乾燥・劣化していきますが、冷凍することで水分・香り・食感を閉じ込め、リベイクすることでおいしさが完成するパンです。

ーー最後に、高野さん自身が今後やりたいことはありますか?

もう一度、店舗の運営をやりたいです。

営業に配属されてから3年後に商品企画に移動したのですが、営業時代に担当していたお客さまのお店が閉店したことを聞いて…直接関わっていたこともあり、とてもやりきれない気持ちでした。

よく「飲食店は3年以内に9割が閉店する」と聞きますが、名古屋の喫茶店文化もだんだん衰退しているように感じます。

話は変わりますが、わたしは幼ない頃おばあちゃん娘で、よく喫茶店に連れていってもらいました。喫茶店は顔なじみの方が集まるサードプレイスのような場所でした。

永楽堂で働き始めてからも喫茶店と深く関わり、喫茶店は地域の人が集まる憩いの場として価値がある場所だと改めて感じました。

「ここに来ればいつもの美味しいコーヒーとパンが楽しめる。そしていつもの顔なじみがいる。」

日常の中でホッと一息つけるような憩いの場所「名古屋の喫茶店」文化を存続させていきたい。

そのために、永楽堂が見本となるような店舗をもつことが夢ですね。

夢の実現に向けて、今は商品企画と営業の立場としてお客さまに喜んでいただける「おいしいパン」の提案をしています。

そして、おいしいパンの魅力に加え、楽しんでいただくためのアイデア発信も合わせて取り組んでいきます。

まとめ

飲食店を開業し、続けていくのは非常に大変なことです。永楽堂のパンのおいしさとアイデアの力で「少しでもお店の役に立ちたい!」と、お客さまと同じ熱量で仕事に向かう高野さんの姿が印象的でした。

最後までお読みいただき誠にありがとうございます!

永楽堂ではInstagramで新商品のお知らせやレシピを紹介しています。ぜひご覧いただけると嬉しいです。

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次回は永楽堂の冷凍パン「甘熟窯出しパン」の製造秘話についてお届けします!お楽しみに。

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