映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(87)I haven’t been totally honest with you, but that’s different than lying. ウソでないけれど、正直でない
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「完全に正直だった訳ではないが、それはウソをつくのとは違う」です。
高校同級生のガールフレンドとのトラブルを話さないで、ミュージカル部に移籍した元女性合唱部員に対して、合唱部に戻ることを説得した男性合唱部員の言い訳です。
米国ではウソをついてはならないという価値観が非常に強く、自分はウソをついていないと強く主張するようです。そのため、「正直でないことがウソとついたことにならない」という苦しい言い訳をしています。
“haven’t been honest”は過去から現在までの期間、必ずしもずっと正直だった訳でないということを表現しています。現在完了形という時制の奥深い表現となっています。
“totally” は通常「全体的」などを意味しますが、口語英語では「すっごく、とても」などを意味し、米国ドラマでは非常によく使われています。
英語リスニングとしては、全面的に正直だった訳ではないが、ウソをついた訳でもないという苦しい言い訳をする感情を聞き取りたいものです。
英語スピーキングとしては過去から現在までの期間ずっとという気持ちを表す際、現在完了形を使いこなせるようにしたいものです。
(英文出典:glee:シーズン1エピソード5)
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