2022/01/21日記 戯曲の柔軟性


 戯曲を上演するときにこれはやってほしくないという演出や変更についてです。契約とか取り決めのお話は別にして,振り返ってみます。

例えば台詞の変更・削除・追加などは?
表現の幅が広がるし自由にしてもらう
正解はないのだから自由にしてもらう
舞台にのせるときは文字通りにはできないことがある
身を削って書いたので変えてほしくない
やりたかった事と違うと変えてほしくない
などいろいろ考えられるでしょう。 
 イーアイオーではすべてオリジナルですが、作品により異なります。
『山の物語』は書かれた通りの上演です。
原則変更不可です。好ましくない演出もあるかもしれません。

『大地~巡る生』は戯曲そのものがないので変更しようがありません。https://v2.kan-geki.com/streaming/play/654

『everyday performance ~この舞台ができるまで』は集まったメンバーで一から演出を含めて作っています。

『役者放棄計画』は書かれた通りの上演です。
『役者暴走計画』はタイトルから想像できるように、暴走するので変更自由です。

『タクシーを待ちながら』リーディングは書かれた通りに読んでいます。
『タクシーを待ちながら』舞台上演は、基本は戯曲通りです。(一部変わっています。

『2021年○ンダー島の旅』は一応ミニ戯曲は書きましたけど稽古の度に変わっています。

こうしてみると統一性は見えません。
イーアイオーでは企画を立ち上げた段階で大体は決まっていると思います。


 難しいのは、作品を理解して(愛して)こなしたい人・自分のやりたいことを大事にして自由にやりたい人など人それぞれなので、合わないと大変になります。企画に合う人との組み合わせになると力が出てきます。作る過程も作品の一部なのでどういう作品なのか言葉で伝えることの難しさを感じます。

変更はありか無しかは答えがない問題かもしれませんが、最初に面談でお互いそれを話す・記録に残すなどの方法もあってもいいかもしれません。


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