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【脱初心者】Adobe XDで大手クライアントのチラシデザインを作った話

日本の皆さんこんにちは。

株式会社いいんじゃの井口貴文と天野彰吾です。

今回は我々EINJAのポートフォリオである「大手航空会社様の研修チラシ作成」を成功させるまでのお話ができればと思っています。

1.頂いた案件の概要
2.どのツールで、受注から納品までどんな流れでどのように作ったのか
3.作成時に狙ったポイント

上記3点の順にお話しします。

なお、初めてのデザインのお仕事に不安がある方に、読むことをおすすめします。
《推定読者》
・実際に仕事する際の流れがわからない方
・仕事になるとデザイン作れるか不安な方

1.案件内容

仕事内容は、企業向けの論理思考研修用チラシ作成を行いました。
事前要望として、
・文字のみの資料あり(下図BEFORE)
・チラシとして一枚に収まるよう作成希望
の2点がありました。

問題点として、
頂いた資料には情報が散乱しており、伝えたい情報が分かり辛くなっていました。原因は下記4点です。

・情報量が多い
・文字しか無い
・スペースがなく細かい情報が見にくい
・コントラストがなく情報にメリハリがない

【参考】BEFORE(頂いた資料)とAFTER(成果物)
BEFORE

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AFTER

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2.仕事の流れ

[仕事が来るまでの流れ]
1.名刺にデザイン制作と記述
駆け出しでもやれそうなことはだいたい記述しておきましょう。

2.親戚に配る
話すだけでなく、自作の名刺を配るとガチ感が伝わって親戚のテンションが上って仕事くれました。

3.仕事を受注する
今回はタイミングと運が良かったです。

[仕事もらってからの流れ]
1.簡単なヒアリング
チラシ作成の目的や配る相手等,5W1Hになぞって聞いていきました。聞く中で、配り先が企業の上層部に営業しに行く際に必要な資料であるとわかったため、多少プレゼン要素の含まれたチラシにする必要が見えてきました。
ヒアリング前にチラシと聞いて、夏祭り行こう!的なThe チラシを勝手にイメージしていたため、一口に“チラシ”といっても目的と相手により構成を変える必要があるのだなと感じました。

2.見積書作成、提示
ヒアリング後、作業内容が分かり次第最速で見積書は送るのがベストです。どのような仕事内容があり、それにどれくらいの日数がかかり、それがいくらするのか。
ここはざっくりした値段感やスケジュールの提示でも構いません。(まずは作業する人の希望に沿ったもので出す。)もうちょい早くできないの?とか値段の交渉などはその都度きいていくので、この段階では、こちらの希望をなる早で形にして送るというのが大切です。
仕事早いね、しっかりしているねと早期に信頼を勝ち取れるためです。たとえ親戚でもスピードと品質は意識して信頼を築きましょう。
見積書はこんな感じです。

請求書

3.デザイン作成
▷使用ツール・サービス
・Adobe Photoshop
・Adobe XD
・Pintarest
・Ui here   無料PNG画像サイト
・Gimp    無料画像編集ツール

上記ツール等を使用しました。
作成の流れは、
①チラシ(表裏)を使ってどのような構成にするか考える
 →ストーリーや色
②Pintarestでリファランスを探しまくる
③良リファをスクショしAdobe XDに貼りつけまくる
④Ui here等の無料PNGサイトから画像素材を落としてくる
 →Adobe Photoshop、Gimpで素材を加工したりする。今回の仕事は二人で作成しそれぞれ違うツールを使っているだけなので、本来はどちらか一つ使えれば大丈夫です。意外と無料のGimpも優秀です。

⑤良いリファのいいとこ取りモノマネしながら素材を組み合わしていく

4.提出、確認
Adobe XDで制作したものは、”書き出し”ですぐにPDF化できるため、書き出して一度クライアント様に送りデザインに見解の相違がないか確認してもらいます。

5.修正&再提出
いきなり完璧なものなんて作れません。FB何回かもらって修正し直して送って確認の作業を何度か繰り返します。途中でクライアント様の意見や要望が変わることもありますが、気長に丁寧に汲み取っていきましょう。

6.請求書
最後に値段最終確認を行い、請求書を送りましょう。

3.伝えたい所

・構成が一番大事
ざっくり今回の構成は①興味→②共感→③解決策の提示→④商品紹介→⑤CVといった感じの構成です。
”興味を引きつけるフック部分と納得してもらうロジック部分”
チラシの表紙で興味を引き付けられるように、論理思考問題を図式化し、一番に目に入るように意識しました。よく電車内広告とかである、中学受験とかの問題広告のノリですね。問題が目に入り、一度は問題を解こうとしたことはありませんか?
表紙上部で興味をひきつけ、表紙下部で疑問を投げかけ共感を促し、裏にある詳細に写ってもらう流れです。

(画像は一部、個人情報や社名等を加工し伏せています。)

画像3

裏面では、研修で学べる論理思考のメリットを3つにまとめ表紙の疑問や実際に取り組んだ問題でのソリューションを提示し、コースの詳細をそれぞれの強みがわかるように記述しました。そんなところです。

画像4

・デザインの原則
整列、反復、空白、コントラスト、強弱
→デザイン基礎の本読みましょう。

・デザインのコツ
ものまね、pintarest等参考にしまくる、イメージを沸かす。
これに尽きる。アウトプットはインプットの量で決まります。
デザインが作れないなら、良質だと思うデザインの雨を浴びまくりましょう。今は便利なサービスですぐに見れちゃいますから。

4.まとめ

Adobe xdでデザインの仕事するなら
①”デザイナー”と言い切る
②デザインは一貫性のある構成にする
③デザインは4つの基本原則は基本守る

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