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4歳息子がトイレでうんちができるまで

今日、初めて4歳の長男がトイレでうんちが出来るようになりました。平均からみたら遅めのオムツ卒業ですが、この2年間苦悩の日々だった我が家では感動すべき日でした。同じような悩みがある人の参考になればと、これまでを綴りたいと思います。
※便の話しかしないので食事中の方はご遠慮下さい。

うんちを出すのが怖い

始まりは2歳半頃。息子はすごい偏食のためか、うんちはいつも固くお尻を拭くときに血が出るなぁと思うこともよくありました。
だんだんと踏ん張るけど出ないという日が増え始め、1ヶ月が過ぎた頃には一日に何度も便意をもよおすものの出ず、2,3日後に最後泣きながら出すという感じでした。
小児科で相談するも、2,3日の便秘なら大丈夫とのことで様子見。でも目の前の息子は毎日とても辛そうにしていて、うんちを出す時は出産でもしているかのような大騒動。便秘4日目なんて15分毎に踏ん張って、遊ぶにも遊べない。
なんとかこの便秘を解消しようと色々調べたところ、便秘は二種類あって、踏ん張っても出ないパターンと、子供がうんちを出すのが怖くて我慢しちゃうパターンの子がいるこたが分かりました。
そして、息子はどうやら後者のパターンのようでした。(息子は踏ん張るとき足をXの形にギュッと閉じていたのと、便意は頻繁に来ることからそう感じました。)
今出した方が楽だよと、何度説得しても怖いものは怖い、最後には息子に号泣され「怖いんだよ〜!!」と訴えられてしまいました。頭では分かっているけど、心がついていかない状態だったようです。責め立てた自分を反省。

うんちへの恐怖克服

別の小児科に行って再度相談してみました。すると、排便を促す座薬(テルミンソフト)を処方され、毎日排便する習慣をつけ、まずは出す行為に慣れることが大事 だと教えてもらいました。そして、子供によっては解消するのにすごく時間が掛かるとも。
※この薬はクセにはならないため使い続けて大丈夫と教えてもらいました。

座薬を入れることにはしぶしぶ納得してくれて、最初は一日置きからスタート。息子も座薬の便意には勝てないようで、1時間後ぐらいには排便(怖いので泣きながら)する日々が続きました。数ヶ月経つと、座薬を入れるのもうんちをするのも慣れてきたようで、泣きながらすることもなくなり、辛そうな表情も消えました。

トイレで座ってさせる ヘムヘム作戦

うんちへの恐怖を克服できた息子。もう辛そうにしていないので親の気持ちもだいぶ楽になりました。が、なんやかんやして年少になっていたので、そろそろオムツを卒業してほしい。
息子の排便スタイルは、オムツをして立ってしていました。そのスタイルを崩すのは絶対嫌で、どんなに説得してもそのスタイルは変えません。
(保育園でオムツを履くのは恥ずかしいようだったので、家で座薬を入れてその時だけオムツを履かせ、排便させていました。)
オマルも嫌、トイレに台を設置しても座るの嫌、シールでテンション上げても嫌。一通り推奨されていることは試しました。
息子は繊細でかつ頑固なので、あらゆる手を尽くして嫌なんだったら、焦らずに本人が納得するのを待って次のステップに進もうと決めました。それからは、一ヶ月ごとにそろそろどう?座ってみる?と促す日々が続きました。

そこから6ヶ月程現状維持が続いたある日(長っ!)、息子が忍たま乱太郎の「100%勇気」を歌っていました。「そうさ100パーセントゆうき〜もう頑張るし〜かないさ〜」と歌っていて、最後ヘムヘムの笑い方(ヘムヘムヘムッ)をとても気に入っているようでした。その時に「〇〇くん、座ってするのはその歌のとおりあとは勇気を出すだけだよ!」と伝え「ヘムヘム作戦」と名付け、けしかけました。(やることはただ勇気を出すだけ。笑)言葉のゴロ遊びが好きな息子だったので、うまく食いついてくれて、「やる!」とやる気になってくれました。トイレの前で私が全力で「100%勇気」を歌って勇気付け、息子は勇気を出すだけ。オムツは付けていましたが、なんとか座ってうんちが出来るように!これでようやく次のステップに進めました。

ついにオムツが取れるまで

「まだ座って出来るようになったばかりだから、しばらくらオムツのままする」と自分で宣言していたので、しばらくそのまま見守っていました。一ヶ月程たって、「そろそろオムツ無しに挑戦してみる?チャレンジして怖かったら急いで履いていいから。」と言うと、意外にも チャレンジする! とやる気になってくれました。最初はオムツをとって座っていても、やっぱり怖くなって最後にはオムツを履いてうんちをする日々。
何が怖いのかを聞いたら、 ぽちゃんっ と落ちるのがなんだか怖いと。私にはぽちゃんの何が怖いのか全く理解できませんでしたが、本人の意思を尊重し、無理強いすることなく過ごしました。
そんな感じで半月経った頃、座ってオムツにうんちを出した状態の時に「ぽちゃんが怖いなら、今座ったままオムツビリビリして、ぽちゃんがどんな感じか試してみる?それなら怖くない?」と確認したところ、大丈夫とのことだったのでやってみることに。
すると、「なんだ、こんなもんか」という顔をして、明日オムツ無しでやってみる!と言い出しました。えっ!?
そして、宣言通り翌日にはオムツをとったままうんちを出すことに成功!余裕すら感じました。こうして突然のオムツ卒業を迎えました。

最後に

オムツ卒業まで長い長い道のりでしたが、振り返って思うことは、無理強いすることなく本人の意思を尊重して長期戦で望んで良かったなと思いました。いや、最初はなんとかしようと焦りがあって怒ってしまうこともありましたが、それは良くないと息子に教えてもらいました。本人がやってみようと思う気になって、それで出来たというステップを踏むことで、達成感や、やれば出来るという自信に繋がっていった気がします。
私はどうしたいか本人に相談しながら進めました。何が嫌で、どこまでが出来てどこまでが怖いか。期限をきって(一ヶ月とか)、次のステップに進めるかどうか都度都度本人と話し合いました。

息子はこだわりが強い部分が多くて、まだまだ悩みも着きませんが、焦らずに息子の個性に合わせて寄り添っていけたらと思います。

最後まで読んで下さってありがとうございました。何かお役に立てたら嬉しいです。

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