日本が”世界で最も早く飲める酒”ボジョレー・ヌーヴォーの魅力
普段赤ワインはほとんど飲まないのですが、ルロワのボジョレーがあると聞いて「ルロワ/ボジョレー ヴィラージュ プリムール2020」を購入しました。
ルロワのボジョレー・ヌーヴォーの魅力を語る前に、ボジョレー・ヌーヴォーについて確認したいと思います。
ボジョレー・ヌーヴォーはフランス ブルゴーニュ地方のボジョレー地区で製造されています。(フランス南東部・リヨンの北)
ブドウ品種はガメイです。
ボジョレー・ヌーヴォーは「新酒」という意味で、醸造酒の中でワインが唯一「新酒」を楽しむことが出来ます。
日付線の関係で、欧州よりも早く手に入るため、日本では「世界一早く飲める国の1つ」として人気になりました。
”新しいもの好き”の日本人が好きなキャッチコピーですね。
(最近は、厳密に言うと世界一ではないとのことでこのキャッチコピーも見直されているようです。)
日本はボジョレー輸出量1位なのです。
ボジョレー・ヌーヴォーの製造方法は「マセラシオン・カルボニック」です。
通常の赤ワインは、ブドウを粉砕し酵母を入れて発酵します。
マセラシオン・カルボニックでは、ブドウは粉砕せず果房ごとタンクに入れ、上からどんどんブドウを詰め込んでいきます。
そうすることによって、一番下のブドウが重みで潰れていき、自然発酵が始まるのです。
自然発酵で発生した炭酸ガスがタンク内にたまり、密閉することで発酵を進ませます。
短期間で製造することが出来き、かろやかな酸味と渋みを持った赤ワインが出来上がります。
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