昔だったら定年だ、文学フリマ参加終了記
去る7月28日に高松で開催された、文学フリマ香川1に出店してまいりました。
盛況でした。皆さま、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
そうして7月が終わってゆきます。八朔生まれなので、明日でGogo。
ふと、吾妻光良御大の声で名一節がよぎるわけです。
「昔だったら定年だ」
四国初開催の文学フリマ香川、高知からなので山を越えてトンネル抜けて、橋も渡らず(瀬戸内海側の大きな橋のことですぞ)空も飛ばず(高知〜高松航空便はないです。もちろんないですとも)、行けるわけです。
土曜日の仕事上がりでバタバタでJR四国しまんと号に乗り込みました。JR土讃線の大歩危小歩危あたりは昼間ならば絶景なんですが、夜なので真っ暗です。土佐山田駅を過ぎるとトンネルばっかしで、今トンネル入ってるのかどこ走ってんのかわかりゃしません。ともに旅する友人は座席に着くなり、うとうとモード。
ところがこちらはイベント前の小僧っ子モードに、もともとちょっぴり乗り鉄成分入り。テンション爆上がりで多動でしゃべりたい!
昔だったら定年だ。なのにですよ。
ああ、旅情。
JR四国往復切符プラス宿泊パック、夏休み週末日曜前日なのに大変お得です。
「トクトクきっぷ」の名に恥じぬ。
後免(ごめん)駅の駐車場も無料で二日間使用させてもらえました。こちらは「パーク&ライド」。なんてったってJRさんなので、駐車場利用券も「指定席券」だったんですね〜。目からウロコの、旅の恥はかき捨て状態です。
難を申せば、この宿泊パック商品にたどり着くまでが大変にわかりにくい。あまり売りたくないんじゃないんでしょかね? 実入りが少ないのかしらん。心配です。
閑話休題(なんの話でしつろう?)←土佐弁
さて、投宿して大変いいホテルにはしゃぎつつ、明日の出店の準備を確認します。ここに至って、無理を押して手伝ってもらっている、同行の友人ちゃんがめちゃくちゃ有能で、ぽかんとするほど準備万端。掲示用情報をきっちりとラミネートして、明朝の荷物を運ぶために小分けにして、側から見ると「この人、めちゃくちゃイベント慣れしてるか、イベント好きな人だ」になるのですが、本人さまは「やる以上はできるだけ、やれることはやる」性格の成せる行為でして、決して楽しいわけじゃないのだそうな。
申し訳ない。(なお、原稿も無理押しして書かせている。ワイは鬼や。昔だったら定年なのに)
本当はね、家族と一緒にバスケ観戦したかったそうなんです。それを高松の夜、好きでもない手作業にいそしんで、テンションだけは爆上がりの同行者(ワイ)のうるせえ言動に相手して、本当にお疲れさまでした。感謝しかありません。
その時、彼女が言うんです。
「まあこれだけやっても、どうせ売れませんって」
準備万端イベント前夜。さっきまで私より取り仕切っていそしんでいた、あの仕事を、その仕事の結果を予測して、それ?
「売れませんって。よくて2冊くらいですよ」
「知名度なんかないじゃないですか」
鬼か。(そのとおり過ぎてシ……)
結果、13冊(『皿鉢文学 初』)
ありがとうございました〜〜〜〜〜〜〜!!
うどんも食べずに帰高しました。(了)
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