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亡くなった方(霊)が成仏するにはどうしたらよいのか?

EIMIN(エイミン)の儀師 シウンです

今回は、

「 亡くなった方(霊)が成仏するにはどうしたらよいのか? 」

についてお話しさせていただきます


あなたが知りたいこと…

それは、あなたの大切な方が「 死後の世界で本当に成仏できているのか? 」ということではないでしょうか

結論からいうと、一般的に行われている供養行為では、亡くなった方(霊)を成仏させることはできません

それはなぜなのか・・


供養とは、亡くなった方(霊)に対してお供え・お経・法事などをおこない「 安らかに眠ってください 」「 どうぞ気持ちを鎮めてください 」と食べ物や祈りを捧げる儀式だからです

供養は「 形式的儀式 」を通し生きている側が納得するためのものであり、亡くなった方が納得し眠れるものではないのです
 

亡くなった方(霊)が本当に望んでいるものは「成仏」


人は死後、荼毘に付された後、霊となります
(補足:霊になるのは人だけではありません)

霊には、先祖霊・水子霊・前世霊・生霊(いきりょう)・死霊(しりょう)などが存在します

霊をわかりやすく表すと、人と同じもしくはもっと深く真実を知った「 気持ちのかたまり 」「 想いのかたまり 」です

死後、死者は霊となり「 生きていた時間のおこないはどうだったのか 」と人生を振り返り、

生前の想い残しが強ければ強いほど、異世界(いせかい)を彷徨い続けます
 
死者(霊)が安らかに成仏をするためには「 死者の想いがわかること 」「 死者を納得のいく道へ歩ませてあげること 」が必要です

そのため、死者との対話が非常に重要となります

EIMINでは、約1年から10年ほどかけ、死者が想い残しなく永眠(成仏)されるまでお付き合いをさせて頂きます

永眠(成仏)までのお時間は、個人差がありそれぞれです

「 え!?そんなに長くかかるの? 」
と、いうお声が聞こえてきそうですね

生きている方で例えるとよく分かると思います

人生の想い残しは「お経」と「お供え」で解決しますか?

また、誰かに話をすればすぐに理解納得し、心晴れやかに眠れますか?

どちらかといえば、

「 あぁ…なんであんなこと言ったんだろう 」とか、「 もっとあれをやっておけばよかった… 」とか、「 誰かに話を聞いてもらったけど..やっぱり許せない..イライラする 」など

いろんな感情が存在するのではないでしょうか

TVドラマで「 絶対に許さん!死んで呪ってやる! 」など見たことあると思いますが、こういう方々は想い残しがかなりある状態ですので、その想いが無くならない限り、成仏はできません

余談ですが、

菅原道真(すがわらのみちざね)、平将門(たいらのまさかど)、崇徳天皇(すとくてんのう)という平安時代に活躍した3人がおられます

この方々は、死後、日本三大怨霊(おんりょう)として恐れられていました

それは、彼らが生前に受けた不遇と無念さが、怨霊(おんりょう)として祟りをもたらす存在とされたためです(現在は神として祀られています)

話を本題に戻します

お寺さんは供養をおこないますが「 成仏 」という行為はできません
なぜなら「 死者と話すことができない 」からです
 
生前の恨み・死を迎えた悲しみ・死してこそわかる苦しみは「 お供え 」や「 お経 」などで消えることはありません
 
死者と対話ができるということは、死してこそわかる想いに向きあえるということです

「 亡くなった方(霊)が成仏するにはどうしたらよいのか? 」

それは、死者(霊)の想い残しがゼロ(0)となり、死後、目覚めることなき永遠の眠り(永眠)につくことです