今日の偏食フルコース「トニー・モンタナ」

めっちゃ好き!!オールタイムベスト!!ってほどではないが、定期的に見返す映画がある。「スカーフェイス」だ。

メキシコ移民の青年トニー・モンタナが麻薬王に上り詰めてから転落するまでを描いた作品で、1932年の映画「暗黒街の顔役」が元となっている。

1番好きな映画俳優はアル・パチーノだ。スカーフェイスは数年前に彼の出演作を片っ端から観ていた時期に出会って以来、定期的に見返す作品の1つとなった。彼の出演作の中だと「ゴッドファーザー」シリーズや「狼たちの午後」の方が圧倒的に好きなのだが、見返す頻度はなぜか本作の方が多い。

アルパチーノ主演で麻薬王の話を描いた作品には「カリートの道」もある。似たような作品だが、中身は全然違う。なんなら初見ではこっちの方が好きだった。でも見返すのはスカーフェイス。トニー・モンタナ。なんでなんだろう。

盛者必衰。人の興隆と没落を両方描いた作品が好きで、特に破滅的なラストを描く作品が好きだからだろうか。いや、それだけではない。最後の破滅がめちゃくちゃ派手で映画的だから好きなのだ。そこまで必死の思いで積み上げてきた人生を、他でもない自分自身のせいで自滅していく様が哀れでおかしくて面白いと思う。

個人的に好きなのは、ラストシーンで突如現れるターミネーターのシュワちゃんみたいな殺し屋だ。腕利きの殺し屋なのだろうが、ラストシーンにしか現れないくせに謎の存在感があって、トニーモンタナと因縁がありますみたいな空気を出してくるのだ。毎回「お前誰だよ!!」と画面に向かってツッコんでしまう。そして謎に笑えてくるのだ。このおかしさを楽しむためにそれまでの3時間弱を観続けている節がある。だって、やっぱりこの人おもろいもん!!

「The World is Yours」という置き物の足元で死体となるトニーモンタナの死に様がとびっきり好きだ。生き様より死に様に惹かれるのは、なんでなんだろうな。

余談ではあるが、BTSのSUGAがAgust D名義で作詞・作曲した曲に「Tony Montana」がある。初めてこの曲の存在を知った時、めちゃくちゃ好きな方が同じ映画を好きなんだなって嬉しくなった。(実際彼自身が好きな映画としてスカーフェイスをあげている)それとともに、私が好きになる人ってやっぱり死に引っ張られている人なのかもしれないと思った。もし、スカーフェイスをこれから観るよって方がいたら併せて聴いてみてほしい。

まだ観きれてないアルパチーノ作品にもボチボチ手をつけねばな…とかれこれ2年以上思っている。

2024年1月25日(木)

今日食べたモノ


なし

磯部もち3つ

ハンバーグ弁当、ハッシュドポテト、カレーパン

今日摂取したモノ

映画|スカーフェイス 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?