【お題歌詞15】彼岸花

彼岸花

緑の畔を行く 胸張り顔上げて
自分らしく生きていたいから
ひたすらに前を見て咲き誇るの

緑の畔には 赤い線香花火
誇らしく生きている彼岸花
かろやかに手を広げ咲き誇るの

傷跡だらけの 痛み隠している
血の滲むままに 心の泣くままに
痛みを知って 人は強くなるの?
愛を知って 人は優しくなるの?

傷跡かぞえて 痛みごまかしている
血の滴るままに 心の渇くままに
叫びを呑んで 人は強くなるの?
毒を呑んで 人は素直になれるの?

自分らしく生きていきたい
見放され 蔑まれようと
自分らしく生きていきたい
ひたすらに かろやかに
自分らしく生きていきたい
手を広げ明日へ走るの

緑の畔を行く 胸張り顔上げて
自分らしく生きていたいから
咲き誇る彼岸花のように

【歌詞エピソード】

毒がある、あの世である彼岸との境に咲く花、などと”死”がまとわりつく花。でもそんなこと言ってるのは人間だけでしょ?と言いたげに、凛と茎を伸ばし堂々と咲く彼岸花。ぽたりと落ちればお終いの線香花火をひっくり返したような花びらは、私は終わらない、と叫んでいるよう。だから彼岸花好きなんだけど、短編ver.はありきたりな内容になるし、歌詞ver.はやっつけのような出来栄えに...。彼岸花じゃなくて僻む花だな...(何言いよるん自分)。

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