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【武蔵卒】御三家への道のり

自己紹介

初めまして、武蔵中学出身のshinです。
少し変わった体験記ですがちょっとでも読んでくださる方の参考になれば幸いです。

受験のきっかけ

まず自分の家の雰囲気からお話しするのが自分の中学受験を知ってもらう上でわかりやすいと思うのでお伝えしていこうと思います。

両親ともに地方出身で公立の中学から高校受験をしていたこともあって、家として小学校の高学年になるまで受験などを特に意識したことはなかったです。

一方で、教育や勉強みたいなものは比較的身近で、例えば、面倒を見てくれていた祖母が元々勉強やパズルみたいなものが好きな人だったり、本屋などでは基本的に欲しい本は買ってもらえたり、小学校の低学年くらいには理科の実験教室に入れてもらったりしていました。

実際、読書の量も同年代の子よりかは多く、算数なども祖母の影響もあって好きだったので、学校でも塾に行っている子ほどはできないけどまあまあできる子くらいの感じで過ごしていました。

両親が共働きだったこともあり、暇潰しも兼ねて3年生頃に、難しめの算数を教えてくれる個人経営の算数教室に入りました。そこでおすすめされたことが両親が中学受験を意識し始めたきっかけだったそうです。

家の地域的にもかなり受験率の高い地域で(公立の受験日の2/3はクラスの男子は3人しか学校に来なかったらしいです)まわりにもそれなりに受験する雰囲気があり、結局5年生の夏に家から近かった早稲田アカデミーの夏期講習を試しに受けてみることになりました。

当時は遊ぶ時間が減るということでかなり嫌がっていて、週一の理社だけで始めることになりましたが、6年生になると流石にちゃんと受験をしようということで4教科通うことになりました。

一週間のスケジュール

前でもお話しした通り、両親が共働きで比較的帰りが遅かったので3年生ぐらいからは鍵っ子で、暇な時間はひたすらテレビを見たり、本を読んだり、弟と遊んだりして過ごしていました。

4年生まで


5年生


6年生


志望校の決め手

自分の性格的にも校則が厳しくて、ひたすら勉強させられるような学校は向いてないし、親としてもそのような学校には行かせてもあまり中学受験の意味がないというような考え方だったので自由な校風の学校を探しました。

一方で、地域の公立の中学校も全然良い学校で、受験がダメでも公立に行って高校で受験するぐらいのテンションで受験には望んでいました。

塾の先生の勧めもあり、武蔵中学校を第一志望にしました。実際に学校の文化祭を見に行くと、活気がありつつもどこかのんびりした雰囲気があって、自分的にもこの学校にいきたいとしっかり思うようになりました。

第二志望は国公立なのもあって学芸大学附属世田谷中学校で、他のところも塾の先生などと相談しながらレベルや校風を考えて選んでいきました。

結果

結局受験したのは栄東(1月)、武蔵(2月1日)、城北(2日)、学芸大学附属世田谷(3日)で、2日に武蔵が受かっていたのでそれ以降は受けなかったもののダメだったら芝中学校なども受ける予定でした。

結果は栄東、武蔵、城北は受かっていたものの学世田は補欠で落ちてしまい、武蔵に無事進学することになりました。

受験を頑張れた理由

もともとの習い事の知識もあったので早稲田アカデミーに入塾した時から算数、理科はそれなりにできていて、国語もまずまず、社会だけ壊滅的といった状況だったので目標もわかりやすく、モチベーションを保つのは比較的簡単でした。

塾の先生も一生懸命教えてくれていて、生徒数人を集めて補講などもしてもらえていたのでその熱意もあって受験には真面目に取り組めていました。

結局受験期直前までサッカーも辞めずに続けていたり、塾のない日は友達と遊んだりそれなりに息抜きもあって、比較的短い期間でダレることなく集中して取り組めたことが自分の性格にはあっていたかなと思います。

メリット・デメリット

自分が武蔵中学に入って一番よかったと思っていることは、多くの素晴らしい友達と一緒に中高時代を過ごせたことです。

勉強だけでなく趣味のようなことでも、さまざまな分野で自分では敵わないと思わされるような友達がたくさんいて、そんな友達と一緒に中高時代をただ楽しく過ごせたことは中学受験をしたからこそ得られた経験だと思います。

個人的に少しデメリットだと思うのは、似たような家庭の環境や雰囲気の子が集まって、かなり閉じられた関係の中で過ごすので、良くも悪くも世間と少しずれた感覚になってしまうのかなとは思います。

例えば、中高でやんちゃするような子はほとんどいないので悪い影響を受けることもない分、世の中にそういう人がいることをいまいち実感を持って知ることもできないのかなと思います。

中高で何をしていたか

部活も真面目な部活ではなかったので中高ではひたすら友達と遊んでいました。

ただ、文化祭や体育祭は運営のかなりの部分を生徒に任せてくれる学校だったので、高校時代には運営側で友達と一緒に楽しみつつそれなりに積極的に参加していました。

終わりに

僕が自分の中学受験を振り返ってみて感じるのは周囲の環境に恵まれていたなということです。多分、自分が一番大きな影響を与えられているのは祖母で、キャンディや海苔を使って楽しく算数を教えてくれたり、何よりも祖母が勉強を楽しんでいる姿を見ていたことが自分がそういったことに興味を持てたきっかけなんだろうと思います。

テレビを見ていても意外とニュースやクイズ番組なんかで習ったことのある人が出てきたり、机でする勉強だけではなくて普段からどれだけ興味を持てているかみたいなことで、案外勉強の定着度なんかも変わってくるんじゃないかななんて改めて思いました。

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