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【検証:01】アクリル表紙リングノート加工

※この記事は以前のブログからの再掲です。

栄光にはアクリル板を表紙に使用した
「アクリル表紙リング製本」という加工があります。
あまり見かけない仕様のため、データ作成も想像がつきずらいことかと思います。
お客様にご協力いただいた以下の見本を参考に、実際の同人誌と並べてみながら仕上がりや必要なデータをご案内します。

今回はPN:猫村様(Sleeper)にご協力いただきました。
澄んだ青空と鮮やかな色遣いが美しい作品です。元のご本は表紙用紙「スターアートボード」「マットPP」で加工しています。

まず前提として、「アクリル表紙リング製本」で使える素材は3つあります。

①アクリル板
②紙表紙※
③遊び紙orカラー印刷

※紙表紙→サンバセットなどの表紙を指す。
製本オプション「アクリル表紙+リング製本」のみ使用できます。

①以外は使っても使わなくてもOKですから、組み合わせとしては
「①のみ」「①+②」「①+③」「①+②+③」などがあります。

今回は元の表紙を
「①アクリル板→人物・タイトル」
「③カラー印刷→背景の空」
に分けました。
左3つが「①アクリル板」に使用するデータ、右端1つが「③カラー印刷」用のデータです。

カラー印刷を挟み込むため、今回はデータが「計4つ」になりました。カラー印刷が無ければデータは「カット」「カラー」「白押さえ」の3つでOKです。切り抜き無しなら「カット」はテンプレート通りでOKですから、実質作るデータは2つだけの場合もあります。

白押さえの上に人物を印刷したので、紙の時より少し白みの増した印象になりました。アクリル板に使用する「インクジェットカラー印刷」はRGB推奨なだけあって、タイトル部分などはより鮮やかに発色しているように思います。

アクリル板の下に挟み込んだカラー印刷(マットコート90㎏)も、アクリル板からきれいに透けて見えています。「カラー印刷ではなく、普通の遊び紙がいい」という方には豪華遊び紙をご用意したので、そちらから自由にお選びください。

人物とタイトル以外にも、小物だけアクリル板に印刷するなど使い方は様々だと思います。重なった仕上がりを想像しながら、お気に入りのデータをご作成ください。

■同様の加工ができる商品
アクリル表紙リングノート(グッズ)
アクリル表紙+リング製本(製本オプション)
※製本オプションは無線綴じの本を1冊からアクリル表紙に変更できます。

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