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『三月大歌舞伎』を観た記

骨折のリハビリをきっかけに歌舞伎鑑賞をはじめて5か月。
仁左衛門さまと尾上の皆さんを目当てにチケットを取りました。
よかったところを抜粋で。

萬次郎さん

今回も最高!!!
ちょっとイジワルを言ったあと、いなされて「ふんっ」と退場される仕草がたまらない笑
歌舞伎座で拝見して初めて知ったのが、花道から登場されるときの、声の響くこと!
また早くすぐに拝見したい。

これは妄想で。
刀剣乱舞歌舞伎で、審神者のお役とかどうでしょう…?強くて凛々しく人生経験豊富な刀自審神者、ステキだと思うのです…

愛之助さんの脚の筋肉

ルパン歌舞伎でもチラチラ見えていたけれど、筋肉が半端ない。(ルパン歌舞伎は、松也さんがたくさん脱がされていたので、そちらの筋肉に目が…)
膝上からはじまる大腿四頭筋の発達、対比する足首の細さ。
歌舞伎俳優というのは本当に肉体的にも大変なお仕事だと、筋肉から察します…

今回は全体庶民寄りの役だったけれど、もっとイケメン高貴なお役も見たかったなぁ。

鷹之資さん!

ユーモラスで可愛い。
この幸せな時間だけを切り取ってずっと見ていたい笑


ここからは気になったこと。

長台詞が楽しめない

自分も、早送り文化の人になってしまったのか。それとも単純に脚本演出のテンポが合わなかったのか。
御浜御殿綱豊卿の仁左衛門さんと幸四郎さんの掛け合いや、伊勢音頭恋寝刃全般。没入できればよい場面なのだろうけれど・・・

音響

役者さんによって、はっきりセリフの聞こえる方と聞こえない方がいて、こんなに差があるもの??と驚きました。調子がよくなかったのか、そういうものなのか。
3階席は、三味線の音がとても響いて台詞を隠してしまうくらい響いていて、これにも違和感。席によって違うのかな?

客席マナーがね

約半年前に歌舞伎をみたときに比べて、携帯の電源オフのお願いが、まぁ熱い。幕間で繰り返されること。
今回は携帯音が鳴らなかった代わりに、自宅でテレビを観ているかのようにお喋りのとまらない方が、気になってしまいました……
咳は、花粉シーズンだし、ある程度仕方ないとしてです。

そんなお喋りをしている方を人越しに睨めつけたり、舌打ちしたりする方もいて。。行動を変えてもらうなら舌打ちではない方法でアプローチした方がよいし、周りもビクビク不快になるので、やめてほしいところ。

そういう方の中にも、狭い座席の中で靴底を隣の人に向けるように足を組んだり、座席に背中をつけず前のめりになったり、マナーとしてどうなのかと思うこともあり。
自分のことは無意識のときこそわからないものなので、お互い気遣いながらよい観劇空間にしたいなと心から思いました。

歌舞伎座に通い始めて5か月。
客席側が気にならなかったことが少なく、そろそろ通う頻度が落ちそう。

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