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スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』を観た記

新橋演舞場。中村隼人さんのヤマトタケルを観てきました。
ヤマトタケルが中村隼人さん、熊襲弟タケルが中村錦之助さんの回。

ハヤトナカムラ、格好良すぎでしょ・・・・

こんなイケメンに生まれついてしまったら、女性も次々寄ってくるし、男性の嫉妬も買って、死ぬほどつらい目に会ってもおかしくないのでは!?と正負の法則を思い出すイケメンぷり。

序盤の早変わりは声音ががらりと違って、すごい。後半に行くにつれて老いていく音色も。そして、ものすごい運動量。
舞台演劇、最近観ている歌舞伎は全般運動量が多い!60,70代までバリバリ動いている俳優さんは本当にスペシャル!!

中村錦之助さんが2役も?!

スペシャルのおひとり。
歌舞伎座で拝見したときも今回も、まったく年齢不詳になってしまうのが恐ろしい。今回は重い衣装を着けての立ち回りまで。
鑑賞中は「まさか錦之助さん???」と信じられませんでした。

花總まり様のようなお姫様

大好き・尊敬する女優さん、花總まり様。
『マハーバーラタ戦記』から続いて高貴な役で観ているせいか、途中から中村米吉さんが花總まり様のように見えてきました・・・

お家の物語と切り離して見れない

ネットを通して知ってしまったお家の問題と切り離して見れない。
これは演者・観客双方にとってどうなんだろう。

ヘタルベが可愛い

どういう経緯で旅に参加するのか、ストーリー上さらっと流されていたけれど、足元の軽快さと身振り手振りのかわいらしさで、ラストを盛り上げるのがすごい。かわいい。

猿弥さん!

NHKで放映されていた俳優祭で面白いところを全部持っていかれていた印象が抜けない笑
今回も見ごたえがあって「これがあの噂の猿弥さん!」

門之助さんをもっと観たい!

皇后役のラストシーン、これぞ継母というイデアのようなお顔がすごい!!
姥神のアクションも印象深く、別な役ももっと観てみたくなったので、また歌舞伎座に通うことになってしまう。。。笑

演出・衣装が豪華

いまの時代に観劇すると「こういうものよね」とすんなり受け入れられるけれど、歌舞伎の俳優さんが、歌舞伎にとどまらない演出手法を取り入れて、型にはまらない物語をつくる。初演当時賛否両論だったというのは納得でした。

歌舞伎をみているのか、宝塚を観ているのか、ミュージカルを見ているのか、ダンスをみているのか、、全部観れてお得な感じもするし、ごっちゃ煮感もあるし、、
チケット代ははじめお高いかなと思ったけれど、観劇すると相応・お値段以上に感じられます。
スペクタクルー!


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